理転できる大学院を知りたい…
文系から理系大学院はついていけるのかな…
文系から理系大学院に進学すると就職は有利なの…
こんな疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
今回は理系大学院への理転に関する情報をご紹介します。
文系が大学院から理転することは可能?
結論から言いますと、文系学生が大学院から理転することは可能です。
募集要項の応募条件を満たした上で、院試に合格すれば大学院から理系に進学できます。
ただし、レポートの書き方や実験の進め方など、理系学生が学部で身に付けている知識で差が付いているので、常に学び続ける姿勢を持つこと大切です。
理転に必要なこと
ここからは文系学生が大学院から理転するのに必要なこと2つご紹介します。
- 院試合格
- 研究室訪問
院試合格
まずは院試に合格することが必要です。
出題科目や実施時期は大学毎に異なるので、事前に情報を集めるようにしましょう。
特に、専門科目が未履修の場合、独学での対策が必要なので早めのスタートが大切です。
研究室訪問
院試を受ける前には必ず研究室訪問をするようにしましょう。
というのも、研究室では指導教員との関係性がとても大切になるからです。
こんなはずじゃなかった…と後悔しないためにも、教授の人柄や研究室のルールについては確認してください。
特に、文系出身者を受け入れてくれるかについては、重要なポイントになります。
また、研究室訪問の際には、所属している院生と話をして、院試の過去問や解答を入手できれば院試対策も効率的に進められます。
理転のメリット
ここからは理転することのメリットを2つご紹介します。
- 就活の幅が広がる
- エントリーシートが書きやすい
就活の幅が広がる
理転すると就活の選択肢が大きく広がります。
文系学生では受けられなかった、以下のような職種にもエントリーシートできます。
- 研究職
- 生産技術職
- 設計職
- 商品開発職
また、理系の特権である学校推薦を上手く使えば就活を効率的に進められます。
上記のような理系職はもちろんですが、コンサルや総合商社も理系学生を積極採用しているので就活の幅は間違いなく広がります。
エントリーシートが書きやすい
理系であれば学生時代頑張ったことのエピソードとして研究を書けます。
『アルバイト』『部活』と合わせて3つ目の話のネタができるので、就活面接でもきっと役に立つはずです。
理転はついていける…おすすめ大学院とは?
理転しやすい大学院を知りたい…こんな人に向けて2つご紹介します。
- 学部を持たない研究科
- NAISTとJAIST
学部を持たない研究科
学部を持たずに大学院生だけが所属している研究科には理転しやすいです。
というのも、学部生にとっては、院進学でキャンパスが移動したり研究科が変わるのは、引っ越しが必要といった理由から敬遠されがちだからです。
対象の大学院と研究科は以下の3つです。
- 東大:新領域
- 京大:桂キャンパス
- 東工大:すずかけ台
NAIST
NAIST(奈良先端科学技術大学院大学)とは、奈良県に位置する大学院に特化した教育機関です。
学部生の在籍はなく『情報科学』『バイオサイエンス』『物質創成生科学』分野の大学院生が所属しています。
学部からの内部進学生がいないため、学部組織を持つ他の大学院と比べると倍率が低いことが想定されるので、理転にはおすすめです。
まとめ
今回は文系学生が大学院から理転することについてご紹介しました。
いかがだったでしょうか。ぜひ参考にしてもらえると幸いです。