大学院の準備っていつからするの…
外部受験の勉強方法を知りたい…
予備校はいつから行くのかな…
こんな疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
今回は2023年入学者向けに理系学生の院試勉強はいつから、どのくらいすればよいのかを内部生・外部生とに分けて紹介します。
参考 院試での志望動機や志望理由の書き方:対策方法・具体例・テンプレを紹介
院試の日程と実施期間
一般的な院試の日程は、6月下旬に願書提出、7月~8月に試験本番となります。
院試合格までの流れはこんな感じです。
- 研究室訪問
- 願書提出
- 筆記試験
- 面接試験
大学院の研究室訪問は必須ではありませんが、研究室に入った後に「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないためにも、教授の人柄は事前に確認したほうがいいですよ。
参考 大学院研究室訪問/見学での質問例とは?服装・時期・持ち物も紹介!
院試の勉強時間・いつから取り組むべきか?
理系学生は学部4年生で研究室に配属されて卒業研究に取り組みます。
配属された研究室で修士課程に進学する人が多いですが、違う研究室や大学院に進学する人もいます。
どの大学院を受験するかによって院試合格までの勉強時間は異なります。
ここからは、
- 内部生:学部と同じ大学院に進学する人(別の研究室を含む)
- 外部生:学部と異なる大学院に進学する人
に分けて、院試合格に必要な勉強期間をご説明します。
内部生の勉強期間
院試では難問も稀に出題されますが、大半は学部の定期試験と同程度の難易度です。
内部生は講義ノート・定期試験の過去問を使えば簡単に院試対策ができます。
効率良く対策できるため院試勉強のスタートは6月くらいが標準的です。
外部生の勉強期間
内部生にとってのメリットは外部生にとってはデメリットになります。
外部生は学部の講義ノートや定期試験の過去問を持っていないため、院試勉強はできるだけ早くから始めましょう。
スタートの早い外部受験生は学部3年の10月くらいから院試勉強を始めている人もいます。
外部生の場合、遅くても学部3年の春休みからは勉強を始めた方がいいと思います。
勉強時間を確保するための研究室選び
内部生と外部生に分けて院試勉強の開始時期をまとめます。
- 内部生:学部4年の6月
- 外部生:学部3年の2月
院試本番を8月とすると内部生の勉強期間は2ヶ月、外部生は6ヶ月になります。
院試勉強時に大切になるのは所属研究室によって勉強時間確保のしやすさが異なることです。
ブラック研究室やコアタイムが厳しい研究室に入ってしまうと、思うように勉強時間が取れないという状況もありえます。
研究室訪問を利用して教授の人柄やコアタイムの有無については、事前に確認しておきましょう。
参考 理系が失敗しない研究室の選び方とは?ブラックを避け就活で成功する方法。
院試に落ちる人の特徴
院試で必要な勉強時間については大体の目安を理解できたと思います。
ここからは院試勉強が上手くいかずに不合格になってしまう人の特徴を2つご紹介します。
過去問を無視している
既にご紹介していますが、院試では講義ノート・定期試験の過去問から出題されることが多いです。
このため過去問の解法を理解できれば対策として十分といえます。
過去問を使わないと、的外れの分野に時間を使ってしまうなど、効率よく勉強が進みません。
当然ながら問題制作の担当教授が好む出題分野を勉強しなければ、院試対策としては不十分です。
内部生が使用している教科書を無視している
院試勉強が上手くいかない外部生の特徴として、市販の問題集を解き続けている場合があります。
院試対策では内部生が講義で使用している教科書や問題集で勉強するのが大切です。
出題範囲として学部の講義で使われている教科書が使用されることが多いからです。
外部生は研究室訪問の機会を利用して、内部生が使用している教科書の情報を集めるようにしてください。
一人で勉強し続ける
友達と勉強せずに一人で対策を続けることも失敗につながりやすいです。
友達と協力することで模範解答の作成、過去問の入手など、院試対策が効率的に進みます。
逆に、独りでの勉強は効率が悪く、時間をかけたのに進みが悪いという状況に陥りやすいです。
TOEICスコアはいつまでに取るべきか?
内部生、外部生のどちらも院試ではTOEICスコアが英語試験の評価に使われることが多いです。
院試で合格するためには、早い時期にTOEICのベストスコアを取得するの大切です。
というのも、筆記試験の直前は数学や専門科目を勉強しなければいけないので、正直、TOEIC対策に使うための時間はほとんど無いと思います。
TOEICのスコアシートは院試の願書と同封するため、受験日のスケジュール管理が大切になってきます。
詳細はこちらの記事でまとめています。
院試の過去問対策
効率的に院試勉強を進めるためには過去問対策が重要です。
先輩にもらうのも良し、友達にもらうのも良し、必ず過去問を入手して院試勉強に取り組んでください。
また、大学での講義名は同じだったとしても、教授によって使用テキストは異なります。
外部生は講義名や試験科目名で判断せずに、過去問を見て出題分野を判断するのがおすすめです。
外部生にとっては研究室訪問の機会を活かして過去問を入手してはどうでしょうか。
まとめ
今回は院試対策を始める時期、勉強期間について紹介しました。院試合格のために是非参考にしてみてください。
院試では数学を必須科目とする大学院が多いです。
大学院に進学するべきか悩んだ時に読んでほしいです。