研究室配属が決まるけどどうやって決めようかな。
ブラック研究室だけはイヤだな。
理系学生が研究室を選ぶときには、このようなことで悩むのではないでしょうか。
就活で成功する秘訣は研究室の選び方と言っても、過言ではありません!
違う研究室を選んでおけばよかった…と後悔しないためにも、今回は就活で成功するための研究室選びの方法を紹介します。

研究室のタイプによって就活のしやすさは違う!
一般的な研究室のメンバーはこんな感じです。
- スタッフ:教授や准教授
- 学生:学部生や大学院生
学生は数年で卒業してしまうけれど、スタッフの入れ替えはほとんどありません。ということは、会社に社風が存在するように研究室にも代々伝わる雰囲気があります。
研究室独自の雰囲気によって就活のしやすさが大きく変わるので、十分理解した上で研究室選びをしましょう。
私の経験から、研究室のタイプと就活のしやすさの関係を4つ紹介します。
体育会系・楽しそうな雰囲気の研究室
学生間では「ガチ研究室」と呼ばれ、人気研究室であることが多いです。
研究室のホームページは充実しており、飲み会・レク・合宿などのイベントも盛りだくさんです。学会発表、論文投稿などの研究実績も充実しています。
しかし、このタイプは拘束時間が長く、ブラック研究室の場合が多いので注意してください。研究室での滞在時間が長いため、必然的に絆が深くなるのかもしれません。
土日のイベントもあるため、「研究・遊びを両立させたい」学生にとっては最高の研究室になるはずです。
一方、仲間とワイワイ、ガヤガヤ騒ぐのが苦手な学生にとっては合わないかもしれません。
就活のしやすさは自由度はないが、学校推薦で超大手企業に就職する学生が多いです。
研究室の拘束時間が長いため、就活に割く時間はあまりありません。学校推薦を使わずに自由応募で進める際には時間の確保に苦労しそうです。
しかし、超大手企業から内定をバンバン貰う学生が多いのも特徴です。社交性に優れている学生が多いのも理由の1つです。
「ガチ研究室」では学校推薦を使うだけでなく、教授が有名企業とのコネを持つことも多いため、教授推薦を使って就職する学生もいます。

ブラックの噂が立つ研究室
学生間の噂で「ブラック研究室」と呼ばれている研究室は厳しいことが多いです。コアタイムや毎週のゼミ・輪講など、研究の成果を求められ拘束時間も長くなりがちです。
就活のしやすは、自由度が低く上手くいかない学生も多いと思います。
「ガチ研究室」との差は教授の考え方の違いです。
- ガチ研究室の教授:研究・就活の両方全力で取り組めば、就職実績もつき、人気研究室になり、さらによい学生をとれるはず。
- ブラックの噂が立つ教授:学生は2年、3年で入れ替わるから、研究だけやってもらえればいいだろう。
どちらも全力で研究を行いますが、就活のしやすさには雲泥の差があります。
教授の考え方を見極めるには担当の講義に出席してみることがおすすめです。
講義を適当にやっていて、単位が楽にもらえると評判の教授は、ブラック研究室の先生かもしれません。
というのも、自分自身の研究しか興味が無いため、時間を拘束される学生の講義は適当に済ませようと考えるからです。
講義では優しくて評判が良い教授の研究室だからってホワイト研究室とは限りません。むしろ、学生指導には興味が無いブラックな研究室の可能性が高いので注意してください。
放置系の研究室
学生間では「ホワイト研究室」、「放置系・ブラック研究室」と呼ばれています。一般的には、人気研究室であることが多いです。
コアタイムがないのは当然で、ゼミすらないという研究室もあります。拘束時間は非常に短いため、研究室に学生がいない場合もあります。
就活のしやすは、自由度は非常に高いが、教授推薦もなく、個人の力量次第です。
時間が多くあるため、自由応募で就活を進める学生に最適な研究室です。
一方、「放置系」であるため、研究業績が出ずに就活に突入する学生もいます。理系院生の就活では、必ず研究内容を聞かれるため、ある程度の研究業績がないと少し厳しいかもしれません。
「放置系研究室」に所属する学生の就活は、超大手企業から複数内々定をもらう人、内々定が出ずに苦労する人など様々です。
「放置系研究室」では、研究以外に突出した話題(部活等)を持つ学生が就活で成功する可能性が高いです。
目立った評判がない研究室
ほとんどの研究室がこのタイプに属します。
所属研究室の雰囲気を、「ガチ研究室」「ブラック研究室」「ホワイト研究室」に当てはめて、それぞれの割合を考えれば、就活のしやすさは分かると思います。
著者の研究室は?
わたしの研究室は「目立った評判がない研究室」に所属しています。
特徴はコアタイムなし、ゼミは月に1回程度です。雰囲気を考えると、「放置系研究室」の割合が多く、「ガチ研究室」・「ブラック研究室」の割合は少ないと思っています。

就活で成功するためには?
就活で成功するための失敗しない研究室の選び方ということで、研究室のタイプ別に、就活のしやすさ・特徴をまとめました。
これらを踏まえて、今後、就活をする理系学生がとるべき行動を紹介します。
これから研究室選びをする学生は?
「○○企業に入りたい」という学生は、その企業の共同研究や教授推薦がある研究室を選ぶのが最短ルートです。
「今のところ就活までのプランは特にない」という学生は、「放置系の研究室」を選ぶのが無難です。
自由応募での就活はもちろんですが、自分の努力で研究結果を出せば、推薦応募での就活もできるからです。
すでに配属済みの学生は?
現在所属している研究室で、就活を成功させる方法を考える必要があります。既に記事をかいていますのでそちらを見てください。

研究内容を上手にアピールできる就活ツール
理系学生であれば就活では研究内容を聞かれます。
- どうして今の研究室を選んだの?
- 研究室では何を研究しているの?
- 自分のオリジナルな研究はある?
就活と研究の両立は正直大変です。だからこそ、就活では理系学生の強みである研究活動をしっかりアピールしましょう。
就活対策ツールUnistyleでは、研究内容を上手にアピールできるESの書き方や面接での想定質問をタダで閲覧できます。
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まとめ
これから研究室を選ぶ学生向けに記事を書きました。今回紹介した情報を基にして、研究室見学を行い、どんな研究室なのか調べてみてください!