学院の研究室はどうしよう…
研究室の選び方を知りたい…
こんな疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
今回は大学院での研究室の選び方をご紹介します。
研究室選びの重要性
結論から言いますと、理系学生にとっての研究室選びは重要なイベントで今後の人生にも大きな影響を与えます。
こんなはずじゃなかった…と後悔しないためにも研究室を選びのポイントをご説明します。
研究室の選び方で大切なこと
どんな観点で研究室を選べば良いのか悩むときは、以下の順番で考えるのがおすすめです。
優先度は上から順番になっています。
- 教授の人間性
- コアタイム
- 研究テーマ
- ゼミの頻度
- 就活
- 研究費用
教授の人間性
研究室選びで一番大切なのは教授との関係です。
興味のある研究分野の研究室だけど教授とうまくいかなそう…こんな直感が働いたらその研究室はやめましょう。
研究室とは小さな会社のようなものです。
そのトップである教授とうまくいかなければ、研究どころではありません。
事前に確認するべきことは、以下3つです。
- 他の研究室の人に教授の人柄を聞く
- 普段の講義の様子を見る
- 研究室訪問して直接はなす
研究室には数年間在籍するので、後悔しないためにも配属前の確認が大切になります。
コアタイム
コアタイムとは研究室に居なければいけない時間のことです。
研究室によってコアタイムの有無は異なるので、必ず確認しておきましょう。
とくに、実験系の研究室はコアタイムが設定されていることが多いです。
毎日決まった時間に研究室メンバーがいるので質問しやすい環境ですが、時間を拘束されるというデメリットもあります。
自分がどちらに向いているかを考えて研究室は選んでください。
研究テーマ
研究室選びで3番目に大切なのが研究テーマです。
大学での研究テーマは大きく分けると、以下の2つです。
- 実験系
- 理論系
実験系は装置の作成や試薬の調合からスタートし、実験および結果の考察までを行います。
作業をすれば目に見える結果が出やすいですが、研究室に行かないと進捗が出ないので拘束時間は長めです。
一方、理論系はシミュレーションを用いて解析するのが主な研究です。
パソコン作業がメインになるため、いつでもどこでも研究ができます。
解析中は研究室にいる必要もないので、拘束時間は短めのスタイルが多いです。
ゼミの頻度
研究室を選ぶときにはゼミの頻度も確認してください。
週1でゼミを行う研究室が多いのでこれを基準と考えてみましょう。
他には以下の項目が重要になります。
- ゼミの実施曜日と長さ
- 自分の発表頻度
というのも、コアタイムが無い研究室でも、ゼミの時間だけは研究室メンバー全員が集合しなければいけないからです。
また、ゼミ以外にも『輪講』『雑誌会』という名称で+αのイベントを設けている研究室もあります。
詳細はこちらの記事でまとめています。
就活
就活との両立ができるかも大切なポイントです。
研究優先で就活させてくれない研究室もあるので注意してください。
また、事前に集めておくべき情報は以下2つです。
- 就活理由でゼミを休めるか
- 過去の先輩の就職先
就活期間中はインターンや面接がゼミと重なることも多々あります。
そんなときにゼミを休めるかどうかについては、研究室訪問などでさらっと確認しましょう。
修士学生に実際の就活話を聞きながら、『ゼミと就活イベントが重なったときはどうしたんですか』と聞きば教えてくれるはずです。
また、過去の先輩が就職した企業を聞くことで、就活と両立できるかもわかります。
長期インターンへの参加や文系就職していれば、比較的自由に就活できる可能性が高いです。
研究費用
研究室にお金がどれくらいあるかも知っておいて損はありません。
研究費用が潤沢にあれば、最新の実験装置を導入したり、海外学会への参加のチャンスも出てきます。
また、学生個人へのPC支給についても確認しておきましょう。
研究室所有のPCを貸与してくれるのか、自分でPCを準備しないといけないのか、この2パターンが多いと思います。
まとめ
今回は研究室選びで大切なことをご紹介しました。
いかがだったでしょうか。ぜひ参考にしてもらえると幸いです。