研究室での進捗報告の頻度ってどれくらいかな…
英語発表のゼミは大変かな…
理系学生の中にはこんな疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
今回は理系学生が所属する研究室に関してゼミ・輪講・進捗会議の情報をご紹介します。
研究室によって呼び名が違う
研究室ごとに報告会の呼び方は異なります。
- ゼミ
- 輪講(りんこう)
- 進捗会議
名前は違うけれど、やることは同じです。
学生からの研究進捗に対して教授がアドバイスをする会議です。
キビシイ教授の研究室だと、ゼミで徹底的に論破されることもあります。
もちろん、ゼミの雰囲気や実施の頻度は研修室ごとに異なります。
ゼミの頻度について
ここからゼミの頻度をご説明します。
最も多いのが週に1回ゼミを行うパターンです。
ゼミは毎週何曜日の何時からという計画が立てられています。
コアタイムが無い研究室でも、ゼミの時間だけは研究室メンバー全員が集合します。
分からないことがあれば、ゼミの機会を利用して教授や先輩に聞くのもありです。
また、ゼミの頻度は月1という研究室もあります。
比較的自由度が高く、学生が自分のスケジュールで研究を進められます。
ただし、ゼミが無いからと言って怠けてしまうと、卒論や修論直前に成果がない…と焦ることになるかもしれません。
ゼミでの報告のスタイル
ゼミでの発表の仕方は研究室によって違います。以下2つご紹介します。
全員が少しずつ発表
まずは1回のゼミで全員が発表するスタイルについてです。
学生は前回ゼミからの進捗と次回ゼミまでにやることを報告します。
全員が発表するので、1人あたりの発表時間は5分~10分程度と短いです。
必ずしも良い結果の報告は必要はありませんが、毎週進捗を報告するのは大変です。
1回のゼミで進捗を全部報告するのではなく、こっそりと2回に分けて発表するなど要領良く進めることも大切です。
数人が学会スタイルで発表
1人当あたりの発表時間は30分~1時間程度、質疑応答も含めた学会スタイルでゼミを行う研究室もあります。
研究の流れをすべて報告するので以下の構成でパワポを作ります。
- 研究背景
- 研究方法
- 研究結果
- 考察
- 展望
1人の持ち時間が長いため、1回のゼミでの発表者は数人です。
自分が発表するゼミの準備は大変ですが、発表しないときは気楽に参加できます。
ゼミで文献を紹介をする研究室もある
研究報告だけでなく、ゼミで文献紹介を行う研究室もあります。
論文調査から内容理解、パワポでの発表資料作りまでを行うため、思ったよりも時間がかかります。
ゼミでの文献発表は大変だけれどもデメリットばかりではありません。
日頃から論文を読み進めているので、卒論・修論での参考文献が足りたくて困る,,,という状況にはなりません。
留学生が多いとゼミ発表が英語かも
研究室のゼミで注意してほしいことは、英語での発表が求められるかということです。
留学生を多く受け入れている研究室では、英語でゼミを行う場合があります。
日本語での準備だけでも大変なのに、スライドと発表台本を英訳するとなると、手間もかかります。
英語が得意な学生であれば英語ゼミの研究室を選択するのも良いかもしれませんが、英語が苦手な人は一度検討してみて下さい。
情報収集には研究室訪問がおすすめ
ここまで研究室のゼミに関する情報をご紹介しましたが、結局は研究室ごとにルールが違います。
- 週に1回、全員が発表するゼミがいい
- 絶対に英語報告はイヤ
このような希望があるのなら、事前に情報収集を行ってください。
研究室訪問に参加して教授や研究室メンバーに聞くのがおすすめです。

まとめ
今回は研究室のゼミの頻度や発表スタイルをご紹介しました。
いかがだったでしょうか。是非参考にしてもらえると幸いです。