東工大の院試倍率はどれくらいかな…
A日程とB日程で違いはあるの…
こんな疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
今回は東工大院試の難易度や倍率についてご紹介します。
東工大の院試倍率
東工大の院試倍率について専攻毎に分けてご説明します。
今回は2022年4月入学および2021年9月入学者の集計結果です。
全体の学院
学院 | 志願者 | 合格者 | 倍率 |
理学院 | 282 | 197 | 1.43 |
工学院 | 1014 | 598 | 1.70 |
物質理工学院 | 561 | 421 | 1.33 |
情報理工学院 | 317 | 163 | 1.94 |
生命理工学院 | 280 | 193 | 1.45 |
環境・社会理工学院 | 481 | 319 | 1.51 |
全体 | 3029 | 1933 | 1.57 |
倍率の算出は以下の数字で行っています。
東工大では6つの学院でそれぞれ合格者の選抜が行われます。
辞退を考慮して定員よりは多めに合格者を出しますが、全体の平均倍率は1.57倍のイメージです。
注意点としては、人数集計は東工大A日程とB日程のどちらの人数もカウントされています。
ですので、一般入試のB日程だけの倍率では平均倍率も高くなるので気を付けてください。

理学院の院試倍率
ここからは6つの学院に分けて詳細の院試倍率を説明します。
系 | 志願者 | 合格者 | 倍率 |
数学系 | 60 | 33 | 1.82 |
物理学系 | 105 | 70 | 1.50 |
化学系 | 77 | 65 | 1.18 |
地球惑星科学系 | 40 | 29 | 1.38 |
工学院の院試倍率
系 | 志願者 | 合格者 | 倍率 |
機械系 | 364 | 207 | 1.76 |
システム制御系 | 107 | 67 | 1.60 |
電気電子系 | 252 | 175 | 1.44 |
情報通信系 | 155 | 82 | 1.89 |
経営工学系 | 136 | 67 | 2.03 |
物質理工学院の院試倍率
系 | 志願者 | 合格者 | 倍率 |
材料系 | 220 | 202 | 1.09 |
応用科学系 | 341 | 219 | 1.56 |
東工大院試の中では、物質理工学院材料系の倍率が例年低い傾向にあります。
外部進学者で材料系を狙う学生にとっては穴場の専攻といえます。
情報理工学院の院試倍率
系 | 志願者 | 合格者 | 倍率 |
数理・計算科学系 | 75 | 50 | 1.50 |
情報工学系 | 242 | 113 | 2.14 |
情報理工学院の情報工学系の倍率は2.14倍とかなり高いです。
内部進学者も含めて不合格の可能性が高い専攻のひとつです。
情報工学系は就活最強とも言われているので、学生からの人気も増えつつあります。
生命理工学院の院試倍率
系 | 志願者 | 合格者 | 倍率 |
生命理工学系 | 260 | 193 | 1.35 |
環境・社会理工学院の院試倍率
系 | 志願者 | 合格者 | 倍率 |
建築学系 | 205 | 116 | 1.77 |
土木・環境工学系 | 78 | 54 | 1.44 |
融合理工学系 | 119 | 101 | 1.18 |
社会・人間科学系 | 79 | 48 | 1.65 |
技術経営専門職学位課程 | 114 | 42 | 2.71 |
建築学系と土木・環境工学系にも一定数の人気があります。
両専攻とも専門性を活かした就活ではキツイ業界が多いので、業界選びには気を付けてください。
東工大院試:A日程とB日程の倍率の違いは?
結論から言いますと、東工大院試のA日程とB日程の倍率は非公表です。
しかし、A日程は面接試験なので合格率はかなり高いと想定されます。
一方、B日程は筆記+面接による総合評価の院試です。
今回説明した倍率はA日程も含めた数字なので、B日程の倍率はそれ以上になると思っておきましょう。
まとめ
今回は東工大院試の倍率をご紹介しました。
いかがだったでしょうか。ぜひ参考にしてもらえると幸いです。