プラントエンジニアリング業界の比較を知りたい…
激務な業界だけど大変なのかな…
こんな疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
今回はプラントエンジニアリング業界の御三家である日揮、千代田化工建設、東洋エンジニアリングの違いをご紹介します。
プラントエンジニアリング御三家とは?
プラントエンジニアリング御三家とは以下の企業です。
- 日揮
- 千代田化工建設
- 東洋エンジニアリング
3社ともEPC事業でのプラント建設が主な仕事になります。
EPC事業は規模が大きいプロジェクトに加えて、高い技術力が求められるので専業3社が中心といえます。

プラントエンジニアリングの業務内容
プラントエンジ業界のEPC事業についてご紹介します。
業務フェーズを3段階に分けた際に
- 設計:Engineering
- 調達:Procurement
- 建設:Construction
それぞれの頭文字をとってEPC事業と呼びます。
設計(Engineering)
顧客が提案した基本設計に基づき、安全性や機能性を考慮しながら詳細設計を行います。
3D-CADや専用ソフトを使いながら、配管や各種機器の干渉を未然に防ぎつつ、具体的な仕様を図面に落とし込みます。
また、設計業務は国内の本社で行いますが、設計後の試運転フェーズでは国内外を問わず、設計担当が現場でチェックをします。

調達(Procurement)
設計を基に資材の搬入や設置を行います。
調達の仕事とは、
- 適切な価格
- 適切な量の資材
- 適切なタイミング
を考慮して資材を搬入することです。
プラント建設においては、資材搬入の遅れや在庫発生は大きな損害をもたらすので大切な工程になります。
建設(Construction)
建設フェーズでは、工事計画の立案や現場担当業者と共に建設場所の事前調査を行います。
そして、工事開始後は、現場の指揮監督や、スケジュール調整が主な仕事になります。
建設場所が海外の場合には、数ヶ月常駐して作業に取り組むのが一般的です。
プラントエンジニアリング御三家のメリット
プラントエンジ御三家に就職するメリットをご紹介します。
- 平均年収が高い
- グローバルな活躍フィールド
平均年収が高い
プラントエンジ御三家といえば平均年収が高いのが特徴です。
若手から高給取りを目指すのであれば、プラント業界を狙うのがおすすめです。

グローバルな活躍フィールド
プラントエンジ御三家の売上は海外が中心になります。
このため、出張や駐在を含めてグローバルに活躍したい人にはぴったりの業界です。

日揮、千代田化工建設、東洋エンジニアリングの違い
最後にプラントエンジ御三家の違いをご説明します。
事業内容
事業内容では日揮と千代田化工建設はLNG案件が中心になります。
一方、東洋エンジは石油プラントとや化学肥料プラントに強く、バランスの取れた事業構成です。

筆頭株主
千代田化工建設と東洋エンジの筆頭株主はそれぞれ以下のとおりです。
- 千代田化工建設:三菱商事
- 東洋エンジ:三井物産
総合商社が株主なので経営サポートという面では力強いかもしれません。

まとめ
今回はプラントエンジニアリング御三家の情報について説明しました。
いかがだったでしょうか。ぜひ参考にしてもらえると幸いです。