卒論の分量は何ページくらい…
修論 30ページは審査合格になるかな…
理系・文系で違いはあるの…
大学生、大学院生の中にはこんな疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
今回は卒論・修論の文字数や枚数に関するルールをご紹介します。
卒論・修論には文字数規定はない
結論から言いますと、一般的には卒論・修論に文字数のルールはありません。
卒論や修論は教育の一環ということもあり、文字数よりも内容を重視します。
このため、論文の構成や章立ては丁寧に検討する必要があります。
ただし、一般的には分量に規定はないものの、ゼミや研究室ごとには指定があるかもしれないので注意してください。
文字数と枚数の平均は?
文字数の決まりがないとはいっても、どれくらい書けばいいのか気になるのではないでしょうか。
卒論と修論、それぞれの平均的な分量をご説明します。
卒論:20,000字、30枚
卒論の平均文分量は20,000字、30枚といわれています。
ゼミや研究室で指定が無いときの基準としてください。
また、卒論は長くても半年、短いと1ヶ月で作成しなければいけません。
短期間での作成が求められるため、最初に論文の構成を十分に検討して後戻りしないことが大切です。
卒論の構成が確定したら指導教員に相談してアドバイスをもらうのも有効です。
修論:40,000字、60枚
修論の平均は40,000字、60枚といわれています。
卒論とは違い修士課程2年分の成果をまとめるため、分量も必然的に多くなります。
また、院生であれば学会に参加した経験のある学生もいると思います。
学会発表で使用した図表、研究背景の知識は修論作成にも使い回すことができます。
文字数が足りない…ときの対策方法
一般的には卒論・修論の文字数やページ数の規定はないけれど、研究室によっては分量のルールが決められています。
そこで、ここからは文字数やページ数を稼ぐ方法を3つご紹介します。
Word設定を見直す
論文提出の条件がページ数であれば、Wordの設定を見直すことで枚数を稼ぐことができます。
以下、Wordの設定変更のやり方をご説明します。
① まずはWordのレイアウトタブから余白をクリックします。
② 『上下左右』の余白を再設定できます。ページ数を稼ぐために余白を増やすのも検討してみて下さい。
③ 『文字数と行数』タブを選べば、ページのレイアウトを変更できます。
不自然ではない範囲で文字数と行数を減らすことでページ数を稼げるはずです。
図や引用、参考文献を多用する
ページ数を稼ぐためには、図・引用・参考文献を多用するのが有効です。
理系学生であれば、実験データ・イラストを増やすことは簡単です。
一方、自分でデータを取得することが難しい文系学生は、本やネットからの引用数を増やしてみて下さい。
謝辞を引き伸ばす
論文の文字数を増やすのに最も有効なのは謝辞を引き伸ばすことです。
謝辞を適当に作成してしまうのは、正直もったいないです。
指導教員や研究室メンバー、共同研究者、家族など、関わりのあった人に謝辞を書けば文字数も稼げると思います。
具体的な書き方はこちらにまとめています。
まとめ
今回は卒論・修論に必要な文字数、ページ数をご紹介しました。
いかがだったでしょうか。是非参考にしてもらえると幸いです。