卒論を書き始める時期だけど、何から書いたらよいか?
修論の謝辞ってどの位置に書けばいいのかな?
修士論文・卒業論文の謝辞って「どのように」「誰に」「どれくらい」書くのか、判断するのが難しいですよね。
今回は学生がラクに卒論・修論を書き上げるときに参考にして欲しい内容をご紹介します。
- 謝辞の書き方と書く場所
- コピペOKな具体例のご紹介
卒業論文・修士論文の謝辞の作成場所は?
卒論や修論の構成として一般的なのはこんな感じです。
- 序論と背景
- 研究テーマ
- 取り組み
- 結論
- まとめ
- 謝辞
論文を作成するときには『謝辞』は一番最後の場所に書くことが大切です。

謝辞を書く相手を整理する
まず、謝辞を書く相手を整理するのが大切です。一般的には以下の人が対象になります。
- 研究室の指導教員
- 修論・卒論審査員の教員
- 他研究室や企業との共同研究者
- 研究室メンバー
- 家族
上記の中から自分が関わった人に謝辞を書いてみて下さい。
卒論・修論の謝辞は順番に注意
謝辞を述べる際には順番に注意してください。
基本的には上記1~5の順番に沿って記載すれば問題ありません。
また、同じ項目で複数人の謝辞がある場合は、組織的に遠い人から書くのが良いです。
- 他大学の先生⇒同一大学の先生
- 他専攻の教授⇒同一専攻の教授
もちろん、教授・准教授のように役職が違うときは偉い人から書きます。
謝辞を書くときのポイント
謝辞を書く時には、短く簡潔に述べることが大切です。
お世話になった方に謝辞を書くときのポイントをご説明します。
研究室スタッフ・審査員に対する謝辞
最初は研究室の指導教官(教授)に対する謝辞を書きます。その後に、准教授・助教に関する謝辞を書きます。
教授・准教授の研究室に所属していて、直属の指導者が准教授の場合でも、謝辞の先頭は『教授に対する謝辞』を書くことをおすすめします。
また、修士論文では審査員からアドバイスをもらうこともあるため、審査員の先生方にも謝辞を述べるようにしてください。
共同研究先の企業に対する謝辞
共同研究している企業や大学がある場合には、謝辞を書きます。
研究室以外に関わりのある組織や機関がない場合、この項目は省略可能です。
研究費を援助してもらった場合の謝辞
共同研究とは別に、科研費や大学から交付金をもらっているときにも謝辞を書きます。
研究費は個人ではなく研究室単位や教授がもらうことが多いので、簡潔にかきましょう。
研究室メンバーに対する謝辞
スタッフ以外の研究室メンバーの謝辞は、最後から2番目です。
個人的に仲が良かった人だけ書くのもあり、全てのメンバーに一言ずつ書くのもありです。
家族に対する謝辞
最後に家族に対する謝辞を書きます。
謝辞を書く時の敬称はどうするべきか
研究室のスタッフ、審査員の先生など肩書がある人には、『〇〇大学△△研究科××専攻□□教授(准教授・助教)』のように、正式名称を書きます。
外国の方への謝辞は『Mr.〇〇』『Dr.〇〇』『Prof.〇〇』が一般的です。
共同研究先や企業の人には、『〇〇会社△△様』のようにシンプルに書くことがおすすめです。『〇〇氏』という表現もあります。
研究室メンバーには、『〇〇さん、〇〇様、〇〇君」など臨機応変に使い分けましょう。
大学の先生や企業の担当者に対する謝辞は、名称や役職を間違わないように再度調べてから書くようにしてください。

謝辞を書くときのおすすめ表現
謝辞を書くと似たような表現になりがちなので、文末表現を入れ替えてパターンを変える方法がおすすめです。
具体例をいくつかご紹介するので使い分けてみてください。
- 感謝の意を表する
- 感謝申し上げる
- 感謝する
- 深謝する
- 誠意を表する
上記表現が堅苦しいと思ったらこんなのはどうでしょうか。
- ありがとうございました。
- お世話になりました。
- 感謝します。
- ご協力いただきました。
謝辞の書き方の具体例・テンプレートを紹介
ここからは、卒論・修論で謝辞を書くときにコピペでも使える例文をご紹介します。
ポイントは『どのようにお世話になったのか』を詳しく書くことです。
〇 指導教官
本研究の遂行に当たり、ご指導を頂きました××教授に感謝致します。
〇 審査員の先生
××教授には本論文作成に当たり、副査としてご助言を賜りました。
〇 企業の担当者
××氏には実験に協力頂き感謝申し上げます。
〇 大学の研究センターの担当者
××氏には数多くの資料を提供頂き感謝の意を表します。
〇 研究室メンバー
××研究室の皆様には、研究の実施に際して多くの協力を頂きました。
謝辞の文字数はどれくらい書けばいいの?
謝辞の文字数に関して規定はありません。
短い謝辞なら数行、長くてもA4の1~2ページくらいが適切だと思います。
修論・卒論に〇〇文字以上という条件がある場合には、謝辞で文字数を稼ぐのもありです。
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まとめ
今回は卒業論文・修士論文の謝辞の書き方、具体例を紹介しました。
謝辞は書き方を知っていれば、ラクにかける項目なので是非参考にしてみてください。
無料ソフト『Mendeley』を使えば、謝辞を書くのも簡単になります。

卒論・修論を書く時には絶対にバックアップをとりましょう。途中まで書いたデータが消えてしまった…なんて冗談になりませんよ。
卒業、修了までの流れを知っていると、スケジュールを組みやすくなります。事前に構成を考えるのもおすすめです。
