卒論の構成で悩んでいる…
章立てってどう書けばいいのかな
こんな疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
今回は卒論・修論で役に立つ目次や章立ての書き方をご紹介します。
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論文作成前にスケジュールを抑える
まずは、論文執筆前に全体のスケジュール感を確認しておきましょう。
- 提出時期
- 発表と論文提出の順番
- 中間発表の有無
この辺りが主要イベントになります。
修士研究をまとめるにはいくつかのステップがありますが、まずは全体の流れを理解してください。

修論作成は11月から始まる
大学・専攻によって異なりますが、一般的な修論作成の流れはこちらです。
- 論文概要(11月~12月)
- 論文要旨(12月~1月)
- 修士論文(1月~2月)
〇 論文概要
500文字程度で修士論文の内容をまとめたものです。
〇 論文要旨
論文概要よりもさらに詳しく、日本語1,000文字程度で修論を要約した文章です。
論文要旨とは修士論文の最初のページに張り付けてある文章をイメージしてもらえれば、伝わると思います。
そして最後に提出するのが修士論文です。
修士論文の中でも『目次』『章立て』は最初に取り組んで欲しい項目です。
以下、その理由を3つご紹介します。
『目次・章立て』を最初に作成する理由
修論の書き方として『目次』『章立て』を最初に作成するべき理由を3つ紹介します。
- 大まかな方向性が定まる
- 進捗管理がしやすい
- 審査員から評価を得やすい
修論の方向性を決定して後戻りを少なくするため
修士論文にはたくさんの章があります。
1月中旬頃にようやく修論を書き上げて指導教員に見てもらったとき、
「君の修論は全然構成がダメ。書き直し!」
と言われたらどうですか?せっかく書いたのにがっかりするはずです。
提出直前の大幅修正は時間的にも体力的にもキビシイものがあります。
このような後戻りを無くすためには、『目次』『章立て』を作成したら指導教員に提出するのが大切です。
スケジュール感としては、12月中には『目次』『章立て』を完成させてください。
修論作成の進捗管理がしやすい
2つ目のメリットは、修論作成の進捗管理が管理しやすいことです。
「今日は〇○章の××を書く」といった目標立てが容易にできます。
執筆中は「目次・章立ての内容に沿って書き上げるだけ」なので作業もはかどります。
『目次』『章立て』の構成がしっかりしていれば、修論発表のスライド作成もあっという間に終わると思います。
修論の審査員からの評価が得やすい
修論合格には指導教員だけでなく、他研究室の教授(=審査員)からの合格も必要です。
審査員は基本的に他分野の教授が担当します。
専門外の内容を理解するときには全体像から把握するの重要です。
ということは、『目次』『章立て』の構成がしっかりしていれば、審査員からの高評価にもつながるはずです。
『目次・章立て』ができないときの対策
『目次』『章立て』ができずに悩んでいる方向けに、おすすめの構成例をご紹介します。
- はじめに
- 研究方法
- 研究結果
- 考察
- 結論
- 謝辞
一般的な論文は上記の流れに沿って作成すれば大丈夫です。
『はじめに』『緒言』を書くときのポイントは以下の記事にまとめています。

まとめ
今回は卒論・修論作成で役に立つ『目次』『章立て』の書き方をご紹介しました。
いかがだったでしょうか。ぜひ参考にしてもらえると幸いです。