メーカーの技術職ってどんな仕事をするのかな…
技術営業で出世はできるの…
品質保証は花形部署なのかな…
こんな疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
今回はメーカーに就職するときの部署毎の違いや仕事内容をご紹介していきます。
メーカーの技術職とは
メーカーの技術職といえば、研究開発職をイメージするかもしれませんが、他にも設計開発や生産管理など、多数の職種があることを知っていますか。
キャリアの中では同じ職種で働くこともあれば、ジョブローテーションを通して多職種を経験することもあります。
最終的な到達点がマネジメント層になるのか、現場で働くのかでも変わってきます。
- 研究を突き詰めるプロになる
- 技術が分かる幹部候補になる
会社を選ぶときには自分がどんなキャリアを積み上げたいかも考えて下さい。
ここからはメーカーの技術職の具体的な職種を8つご紹介してきます。
- 研究開発
- 設計開発
- 生産管理
- 品質管理
- 設備エンジニア
- 技術営業
- 知的財産管理
- システムエンジニア

研究開発

研究開発はメーカーの中でも花形の職種のひとつです。
研究期間によって大きく2つに分けられます。
- 基礎研究:5~10年先
- 応用研究:5年以内
基礎研究では5~10年先を見据えた技術開発に取り組むことで、将来的なビジネスの種を発見するのが目的です。
企業によっては大学と協力して産学連携のプロジェクトを立ち上げることもあります。
一方、応用研究では基礎研究の成果を活用し、従来の製品の品質・性能を向上させることが目的になります。
研究開発職のやりがいは、製品の生みの親になれることです。
求められるスキルは以下のとおりです。
- 研究対象分野に対する幅広い知識
- 根気強さ
- チームワーク力
- 論理的思考力
- 語学力
研究開発の対象となる領域を専攻した学生が出身者としては多いです。
たとえば、機械・電気を扱う企業では工学系の学生。
食品・医薬品・化粧品を扱う企業では化学系・生物系・薬学系などの理学系の学生が該当します。
設計開発

モノづくりの中心として製品をカタチにするのが仕事です。
製品の企画やデザインを元にCADを使って設計図面を作成します。
設計開発の中には、外装や機構部品を検討する機械設計、制御部品を考える回路設計など、多様な分野があります。
仕事の醍醐味は担当した製品が具体化していく過程に携われることです。
設計開発職に求められるスキルは以下の通りです。
- CADスキル
- チームワーク力
- モノづくりに必要な工学的な知識
メーカーの中で最もモノづくりに近い職種なので機械や電気系の工学部出身者が多いです。

生産管理

生産管理の仕事とは、適切な時期に要求された品質の製品を必要とされる量だけ生産することです。
具体的にはこんな業務があります。
- 生産計画の立案
- 工程割付
- 人員管理
- 在庫管理
コスト・納期、安定供給といった要望に応えながらも、最適な生産体制を整えることが求められます。
海外に生産拠点を持つメーカーも増えており、海外出張や駐在が多い職種です。
必要とされるスキルはこちらです。
- 改善提案力
- 交渉力
- 語学力
- 製造プロセスに関する知識
生産管理に向いているのは、生産工学などのモノづくりを学んでいる学生です。
品質管理

高品質の商品を効率よく作り出す生産システムを構築するのが業務になります。
不良品でない製品の比率である歩留まりを向上させるための施策を日々検討します。
- 素材の性質
- 作業の流れ
- 生産設備の劣化具合
- 気象情報
など、様々な要因から不良品が発生した原因を分析します。
製品の品質向上のためには、研究開発、設計、生産現場の各部門の担当者と連携することが大切になります。
仕事のやりがいは、改良を加えた点が目に見えるカタチとして製品に反映されることです。
高品質の製品を市場に届けるという責任のある仕事ともいえます。
品質管理で働くには、製品に関する領域を専攻することが求められます。
機械や電気製品を扱うメーカーでは工学部の学生、化粧品や薬品を扱う企業では生物や化学系の学生が活躍しています。
設備エンジニア

生産設備の設計や運用を手掛けるのが設備エンジニアです。
- 配管設備
- 空調設備
- 電気設備
- 上下水道設備
- 通信設備
など、設備毎に高い専門性が求められる職種です。
国内だけでなく海外での工場立ち上げ、製造ライン全体の改良にも関わることが多く、金額的にも影響度の大きい業務が多いです。
機電系出身の学生が大活躍できる職種です。
ただし、機電だけでなく化学分野の知識も求められるので日々勉強が必要になります。

技術営業

技術的な背景と豊富な製品知識を活かし、課題解決策を提案するのが仕事です。
営業職とコンビを組んで技術的なサポートをしたり、客先のアフターケアを行うこともあります。
理系出身の学生を営業に配属させるメーカーもたくさんあります。
求められるスキルはこちらの通りです。
- 製品についての知識
- 交渉力
- 提案力
知的財産管理

特許権などの知的財産を取り扱う専門職です。
具体的な仕事はこんな感じです。
- 企業の独自技術に対する特許取得
- 適切なライセンス管理
- 他社の特許を侵害していないかの事前調査
知的財産のスペシャリストである弁理士の取得を目指す人材も増えてきています。
担当案件が特許として認められることが最大のやりがいです。
製品の競争力を高めるためにも特許取得は大切な業務のひとつといえます。
求められるスキルはこちらです。
- 製品・特許に関する知識
- 調査能力
- 語学力
知的財産管理職の出身学部としては、機械や電気、情報系などの製品開発に携われる専門が有利です。
システムエンジニア

システムやソフトウェア開発を担当するのがシステムエンジニアです。
メーカーのシステムエンジニア職は自社システムに携わることが多くなります。
- 業務システムの新規導入
- 日々の運用保守
- システムのカスタマイズ
具体的な仕事内容はこんな感じです。
求められる能力としては、プログラミングスキルやWeb知識全般です。
システムエンジニアは、情報・数学・物理系出身の学生が多く、常に最新のIT技術を習得し続けられる学習力も重要な素養になります。

まとめ
今回はメーカー職種の仕事内容とやりがいをご紹介しました。
いかがだったでしょうか。是非参考にしてもらえると幸いです。
