固定残業代ってどういう仕組みなの…
みなし残業代についてい知りたい…
こんな疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
今回は固定残業代やみなし残業代の情報についてご紹介します。
固定残業代(みなし残業代)とは?
固定残業代(みなし残業代)とは、想定される残業分の残業代をあらかじめ上乗せして支払う制度のことです。
ベンチャーやメーカー企業で多く取り入れられています。
給料に大きく影響する項目なので、企業を選びのときには事前に確認してください。

固定残業代のメリット
固定残業代のメリットは、みなし残業時間よりも残業が短ったときです。
給与支払いのルールでは固定残業で定められた金額分は必ず支払われます。
このため、固定残業35時間のときに20時間しか残業しなくても、35時間分の残業代は支給されます。

固定残業:45時間の基準
固定残業に上限はありませんが45時間がひとつの目安とされています。
これには36協定のルールが影響しています。
36協定では法定時間外労働時間の上限は月45時間とされているので、固定残業の目安も45時間に設定されることが多いです。
固定残業代はやめとけの理由
固定残業代はやめておけ…こんな声を聞いたこともあるのではないでしょうか。
以下2つの理由です。
- 時給換算すると安いから
- あいまいな場合はブラックだから
時給換算すると安いから
募集要項の給料は高くても時給換算では安いことがあります。
たとえば、以下の場合を想定してみます。
〇A社
- 基本給:20万/月
- 固定残業代:5万(35時間分)
- 給与:25万/月
〇B社
- 基本給:22万/月
- 残業代:別途支給
- 給与:22万/月
2社を比べると給与金額はA社の方が高いです。
しかし、30時間残業すると、A社は25万、B社は26万5千(残業:時給1,500円)となります。
みなし残業代がどれくらい含まれているかで総支給額も変わるので注意してください。
あいまいな場合はブラックだから
固定残業代の記載があいまいなときはブラックの可能性が高いです。
たとえば、以下のケースです。
- 月給25万(固定残業35時間を含む)
- 月給25万(みなし残業代を含む)
①では35時間の残業代がいくらなのかの記載がありません。
②は残業時間も金額も不明なので要注意です。

まとめ
今回は固定残業代についての情報をご紹介しました。
いかがだったでしょうか。ぜひ参考にしてもらえると幸いです。