新卒カードをベンチャーに使うのはありかな…
やっぱり大企業に最初は行くべきかな…
就活生の中にはこんな疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
今回は一度しかない新卒カードの使い道をご紹介します。
新卒カードの魅力
学生卒業後に一度だけ使えるのが新卒カードです。
OB訪問やインターンなど、新卒就活は時間をかければ魅力的な企業を探すことができます。
また、日系企業では入社後に配属を決めるポテンシャル採用が主流です。
詳細な仕事内容や配属先が分からないという弱点はありますが、未経験でも関係なく採用してくれるメリットもあります。
新卒カードは大企業に使うべきか
多くのの学生にとっては、新卒カードは大企業に使うのが良さそうです。
- 中途採用では入社できないハイクラス企業に入れる
- 大企業であればジョブローテーションでやりたい仕事が見つかる
新卒で大企業入社後にベンチャーや中小企業に転職するのは可能ですが、逆パターンは基本的にできません。
転職市場は開かれた感じがしますが、大企業の中には人材の流動化が進んでいない会社もたくさんあります。
そもそも社員の待遇が良いため、敢えて辞める社員も少なく空きが出ないというのが実情です。
中途での入社が難しい大企業こそ、新卒カードを最優先に使うべき企業といえます。
新卒カードを中小企業/ベンチャーに使うメリット
将来やりたい仕事が決まっている学生は新卒で中小企業・ベンチャー企業に入社する選択肢もあります。
ちなみに、中小企業とベンチャー企業は別と考えることもできますが、今回は大企業とそれ以外(中小企業・ベンチャー企業)という区分けをしています。
従業員数で比較すると、大企業で働く従業員数は全体の30%、残りの70%は中小企業になります。
ここからは新卒カードを中小企業/ベンチャー企業に使うメリットを3つご紹介します。
転勤がない
働く拠点が限られているため転勤がないことは魅力といえます。
日本全国を対象として数年毎に転勤が必要な大企業社員と比べると、将来設計もしやすくキャリアを築きやすいといえます。
労働環境が良い
大企業に比べて組織がコンパクトなため、経営陣との距離も近く、意思決定がスムーズになりやすいです。
無駄な会議や面倒な社内調整に関する不安は少なく、労働環境には恵まれていると思います。
中小企業/ベンチャーの不満点
一方で、中小企業やベンチャー企業にはデメリットもあるので事前に知っておくべきです。
給料が低い
大企業と比べると給料は低い傾向です。
とはいっても労働時間が短く働きやすい環境という側面もあります。
ネームバリューがない
CM製作にかける広告費も少ないため、一般的な知名度は高くありません。
就活時は気になるかもしれませんが、社員として働く側に立てばネームバリューを気にする人は少ないです。
専門性が身に付きにくい
従業員数は少なく規模も小さいため業務分担が明確になっていないことが多いです。
例えば、大企業であれば、総務・経理・人事の業務が各担当に分かれています。
一方、中小企業/ベンチャーでは総務担当が経理・人事の業務を行います。
よく言えば、多様な業務に挑戦できますが、悪く言うと専門性が身に付かないキャリアになりがちです。
まとめ
今回は新卒カードを大企業に使うべきかをご紹介しました。
いかがだったでしょうか。ぜひ参考にしてもらえると幸いです。