レポートの今後の展望の例はどうすればいいの…
研究の今後の課題の書き方を知りたい…
こんな疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
今回は卒論や修論作成時に役に立つ『結論』『今後の課題』のまとめ方をご紹介します。
卒論・修論の『結論』『今後の課題』とは?
まず、卒論・修論の構成内容をご説明します。
- はじめに
- 研究方法
- 研究結果
- 考察
- 結論(今後の課題)
- 謝辞
論文としては最後にまとめるのが『結論』『今後の課題』です。
項目としては『結言』『終わりに』『まとめ』と表すこともありますが、内容は同じです。
『結論』『今後の課題』の構成内容と書き方
『結論』『今後の課題』を書くときの注意ポイントは以下の通りです。
- 結果に対して客観的な記述をする
- 推測は除外して今後の課題展望にする
- 先行研究への新規性をまとめる
詳細をご説明します。
本文で解明できたことを記載する
『結論』には論文内で解明できた客観的な事実を簡潔にまとめます。
重要なポイントは、結果から得られた考察を含めて事実を記載することです。
本文で書かれていないことを追記したり、推測事項を入れるのはNGなので注意してください。
推測事項は『今後の課題』にする
論文をまとめるときには、明らかになったことと、推測事項を分けるのが大切です。
未確定の内容については、『結論』の後に『今後の展望』『今後の課題』として書いてください。
今後の引継ぎ資料にも使えるように、卒論・修論では解明できなかった内容を推測も含めてまとめるのが大切です。
また、数十年先の視点を持って『今後の展望』を書くこともできます。
研究課題が解決されることで将来どんな分野で役に立つのかを記載してください。
先行研究と比べた新規性をアピール
研究をまとめるときには、先行研究と比べた新規性も大切なポイントです。
上記は、新規性を『結論』でまとめるときの一例です。
新規性を発見し研究を前進させたことは大きな貢献になりますので、アピールするようにしてください。
『結論』『今後の課題』の文字数
卒論は20,000文字、修論は40,000文字がひとつの目安とされています。
全体の構成として「結言」は5%の分量を想定してください。
- 卒論:1,000字
- 修論:2,000字
まとめ
今回は卒論・修論の『結論』『今後の課題』のまとめ方をご紹介しました。
いかがだったでしょうか。ぜひ参考にしてもらえると幸いです。