研究職に必要な学歴はどれくらい…
院卒じゃなきゃだめなのかな…
こんな疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
今回は理系が研究職や開発職に就活するための学歴についてご紹介します。
研究職や開発職の学歴フィルターは?
結論から言いますと、研究職・開発職の内定には旧帝大以上の修士卒の学歴が必要です。
というのも、研究職には常に勉強し続けられる能力が求められるからです。
人気企業の研究開発職では学歴フィルターで絞られるのが定石だと思ってください。
学歴がなければ研究成果で勝負
研究開発職を目指すのであれば研究成果で勝負することもできます。
むしろ学歴の差を埋めるためには、研究成果をアピールするしかありません。
就活で評価される研究成果は以下の3つです。
- 論文投稿
- 学会発表
- 特許取得
論文投稿
論文投稿ではファーストオーサーの論文を1本以上持つのが大切です。
就活では選考時期までにアクセプトされるようにスケジュールを逆算して考えましょう。
論文が受理される流れは以下のとおりです。
- 審査:2ヶ月
- 修正提出:1ヶ月
- 再投稿:1ヶ月
最初に投稿してからアクセプトまで約4ヶ月必要とすると、修士1年の11月には投稿しなければいけません。
相当大変なスケジュールですが、筆頭論文が1本あれば学歴の差は余裕で埋められます。
学会発表
学会発表も研究成果として評価されます。
国際学会での発表経験があれば実績として盛り込みましょう。
英語能力のアピールにもつながるはずです。

特許取得
メーカーの研究職では特許取得が主業務のひとつです。
このため、学生時代に特許取得のノウハウを経験したことは研究実績としてアピールできます。
旧帝大以上の院卒学生でも特許を持っている人は少ないので、この経験は他の学生との差別化にもつながります。

設計職や生産技術職の学歴は?
結論から言いますと、設計職や生産技術職の学歴は研究開発職と比べると低いです。
というのも、常に学び続ける姿勢は大切ですが、それよりもトラブル対応力や関係者との調整力が求められるからです。
設計や生産技術の採用では学歴よりもガクチカの内容で評価される傾向が多いです。

まとめ
今回は研究開発職の学歴についてご紹介しました。
いかがだったでしょうか。ぜひ参考にしてもらえると幸いです。