自動車業界で働くにはどうしたらいいのかな…
自分の強みを活かした業界で働きたい…
こんな疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
今回はサプライチェーンを理解することで自動車業界に就活する方法をご説明します。
サプライチェーンとは
自動車はボディやタイヤ、ガラス、塗装などの細かい部品から構成されています。
これらを中間財といい、中間財を作るのに必要な材料を原材料といいます。
また、自動車を製造するための企業は以下のように分類できます。
- 原材料を生産する企業
- 原材料を流通させる企業
- 中間財を生産する企業
- 中間財を流通させる企業
- 完成品を生産する企業
- 完成品を流通させる企業
このような商品の流れをサプライチェーンとよびます。
普段は『原材料の生産・流通』『中間財の生産・流通』である川上・川中企業を意識する機会は少なく、『完成品の生産・流通』を担う川下企業が目立ちます。
就活するときには川下企業だけでなく、川上・川中企業にも注目すると視野が広くなるはずです。
自動車業界で働くためには
自動車業界で働くためにはサプライチェーンを理解した上で、どの領域に携わりたいかが重要です。
ここからは所属企業に分類して仕事内容をご紹介していきます。
資源・プラントエンジ・海運・化学メーカー

自動車業界の中では原材料の生産と流通を担当します。
最上流である資源会社は材料となるガラスやセラミックス、原油の採掘を行います。
また、プラントエンジ会社は原油精製所、工場を建設します。
入手した天然ガスや原油を運搬するのは海運会社の業務になります。
化学メーカーは原油から化学品や燃料品を製造します。

鉄鋼・機械部品メーカー

鉄鋼メーカーや機械部品メーカーは自動車に必要な中間財の生産・流通を担います。
ボディやタイヤ、各種電子部品などが自動車の中間材になります。
鉄鋼会社は鉄鉱石や石炭から鋳造や圧延の工程を経ることで、厚板やコイルなどの自動車や自動車部品に必要な鋼材を製造します。
機械部品会社は、鋼材加工に必要な工作機械メーカーや工作機械で用いるドリルなどを制作します。

完成品メーカー

完成品メーカーは中間財を組み合わせることで完成品の生産を担当します。
トヨタやホンダ、日産など、消費者の知名度が大きいのも完成品メーカーの特徴です。
マーケティング会社

マーケティング会社は主に完成品の流通を担当します。
TVやWEBなどのメディアを通じて完成品の販売促進活動を行います。
自動車業界の全体に携われる職種
ここまでご紹介した4つの企業は、基本的には自動車業界の特定の分野に携わります。
一方、自動車業界全体に関わることができる職種もあるのでご紹介していきます。
コンサル・官公庁
自動車業界の中長期的な経営戦略やM&Aなどの戦略立案やブランド戦略などをコンサル会社が支援します。
また、技術の進歩と同時に法改正も必要になり、例えば自動運転における法整備などは官公庁の仕事になります。
ものづくりに関する幅広い知識と論理的思考力が求められます。
金融
金融系企業は、自動車業界への融資の実行や海外送金といった資金決済のインフラを提供しています。
M&Aには証券会社、製品を輸送する際には保険会社が関係してきます。

IT
自動車業界では原材料の調達から完成品の流通に至るまで複雑な工程を経ています。
関連企業も多いため、スケジュール調整や在庫管理は簡単ではありません。
このためITで情報を管理することで、サプライチェーンを一元管理し、在庫、輸送、配送の最適化を図ることができます。
最近ではITを利用した自動運転の研究も盛んに行われています。

まとめ
今回は自動車業界のサプライチェーンをご紹介しました。
いかがだったでしょうか。是非参考にしてもらえると幸いです。
