大学院に進学したけど研究がおもしろくない…
博士に進学するかどうか悩んでいる….
大学院生の中にはこんな経験がある方もいるのではないでしょうか。
今回は院生向けに研究が向いていないと感じたときの選択肢をご紹介します。/
研究が向いていない人の特徴
日々研究活動を進める中で、自分は研究が向いていないかも…と思う方もいると思います。
私が考える研究が合っていない人の特徴を3つご紹介します。
正解やゴールが無いと不安を感じる
大多数の人にとっては、正解やゴールがあることは当たり前だと思います。
大学受験のような正解がある問題にしか取り組んでいないと、ゴールが無いことに対する不安・ストレスは想像以上になります。
研究室では僅かな可能性に賭けてテーマを選択しています。
このため、正解を求めて指導教員や先輩に聞いたとしても、確実な答えが返ってくることは稀です。
研究分野では正しい答えがあるかどうかは、誰も知らないということを理解しておきましょう。
長期的な目標を持ち続けるのが苦手
大学の研究では数年、数十年先の新技術をターゲットにします。
学生にとってのこれまでの長期的な目標といえば、部活動や試験勉強など数年スパンではないでしょうか。
研究分野では長期目標が遠くにありすぎるため、モチベーションを保ち続けるのが難しいと感じる方もいると思います。
ゼロからイチを作り上げるのが不得意
研究の醍醐味といえば、今まで存在しなかったゼロの状態から新しいイチを作り上げることです。
自分が世界一の発見をしたときの達成感は計り知れません。
とはいっても、簡単に新しい発見をすることはできず、プロセスの中には想像力、粘り強さ、分析力といったスキルが必要になります。
逆にいえば、ゼロからイチを作り上げるのが苦手な人にとって研究は不向きといえます。
博士進学や研究職への就職以外の選択肢とは?
自分が研究に向いていない…と思ったら、研究職以外の道も検討してみてください。
就職先として考えられる選択肢をご紹介します。
技術職:生産技術、設計、開発
理系に進学したのだから学んだことを活かしたいけど、研究職は向いていないな…という方におすすめの職種があります。
それは、
- 生産技術職
- 設計職
- 開発職
です。
業種としては『メーカー』が該当します。
既存の商品や施設を改良したり、新技術を利用した商品開発などが担当業務になります。
各職種の仕事内容についてはこちらの記事でまとめています。

文系就職:コンサル、営業、企画
理系学生が文系就職するのも選択肢の1つになります。
コンサル会社であれば、文系よりも理系の方が内定者が多いこともあります。
文系就職の場合、大学での学習内容を活かす機会は少ないですが、別のフィールドに移動するチャンスにもなります。
技術職っぽい仕事はしたくない…と考える学生にとっても有力な選択肢といえます。
文系学生が理系就職するのは不可能ですが、逆に理系学生が文系就職するのは意外と簡単です。
ここからは理系学生ならではの就活で活かせる強みをご説明します。

理系学生が研究以外でも活躍できる3つの理由
理系学生は就活が有利・楽と言われることが多いです。
その理由は研究活動を通して社会人に求められるスキルを身に付けているからです。
理系が研究分野以外でも就職できるのは、以下のような強みがあるからです。
- 論理的思考力
- 計画力
- チームワーク力
- 忍耐力
- プレゼン力
これら5つのスキルを上手にアピールできれば、就活では評価もきっと高くなるはずです。
詳細についてはこちらの記事を参照ください。

まとめ
今回は大学院での研究が向いていないな…と思ったときの選択肢をご紹介しました。
いかがだったでしょうか。理系にとっては研究職だけが全てではありません。
ご自身の適性にぴったりな職種を選べるといいですね。