GAB Compactって難しいの…
どんな問題が出題されるの…
就活生の中にはこんな疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
今回はGAB Compactについて、出題傾向や対策方法をご紹介していきます。
GAB CompactはSHL社製のテスト
GAB CompactはSHL社が作成するテストです。
SHL社の就活テストは複数あるためまずは各試験の違いをご説明します。
- CAB
- GAB
- GAB Compact
- IMAGES
- WEB-CAB
- 玉手箱
- C-GAB
SHL社のペーパーテスト
SHL社のペーパーテストは『SPI』に次いでシェア第2位です。
代表的な4種類をご説明します。
CAB(キャブ)
コンピューター職向けの適性テストです。情報処理・システム関連企業での採用が多めです。
能力テストは4種類(暗算・法則性・命令表・暗号)と性格テストで行われます。
GAB(ギャブ)/GAB Compact(ギャブコンパクト)
新卒採用で広く使われている適性テストです。業界、職種を問わずに実施されるため、入念にテスト対策しておきましょう。
能力テストは2種類(言語・計数)と性格テストで構成されています。
GABの難易度を高くして、試験時間を短くしたのがGAB Compact。GAB Compactの問題形式はGABと同じです。
IMAES(イメジス)
SHL社製の簡易版の適性テストです。基礎的な能力をより短い時間で測定するテストです。
たくさんの就活生がエントリーする人気企業で採用実績があります。
能力テストは3種類(言語・暗算・英語)と性格テストで構成されています。
言語の問題形式はGABとは異なります。
SHL社のWebテスト
就活Webテストでは実施数No1の玉手箱もSHL社製です。
代表的なWebテストを3種類ご紹介します。
WEB-CAB(ウェブ・キャブ)
既にご紹介したCAB(ペーパーテスト)の自宅受験型Webテスト版です。
能力テスト・性格テストで構成されています。
CABとの違いは能力テストでの『暗算』が『四則演算』に置き換わることです。
玉手箱
自宅受験型のWebテストで採用数No1です。就活生なら一度は受験機会があると思います。
GABやIMAGESなどのペーパーテストをもとに作られたWebテストです。
適性検査は能力テスト+性格テストで構成されています。
能力テストでは言語と計数が3種類ずつ、英語が2種類出題されます。
C-GAB(シーギャブ)
テストセンター方式の玉手箱です。専用会場で受験するため、予約状況に応じて受験日時の制限があります。
試験科目は玉手箱同様(言語・計数・英語)です。
性格検査については受験予約時に受けます。
SHL社製のWebテストの紹介は以上になります。ここからはGAB Compactの対策方法をご説明していきます。
GAB Compactは難しい?
GAB CompactはSHL社製の適性テストGABの問題形式をそのままにして、難易度をアップさせたテストです。
制限時間もGABより短めに設定されています。
GAB Compactは新卒採用だけでなく、中途採用・入社後の研修や昇進試験での採用実績もあります。
GAB Compactの試験科目
GAB Compactの科目と制限時間は以下のとおりです。
科目名 | 問題数 | 制限時間 | 出題内容 |
言語 | 24問 | 12分 | 長文問題に関する正誤判断 |
計数 | 15問 | 15分 | 図表に関する計算問題 |
性格 | 68問 | 30分 | SHL社製の性格テスト(OPQ) |
GAB Compactの計数
GAB Compactの計数問題では4つの図表に関する計算問題が15問出題されます。
制限時間15分で解かなければいけないため、1問あたりの時間は約1分です。
GAB Compactの出題では図表が複雑であることに加え、複雑な計算が求められます。
おすすめの解き方を2つ紹介します。
- 同じ図表に関する設問はまとめて解く
- 選択肢同士の数値が離れているときは概算
同じ図表に関する設問はまとめて解く
GAB Compact計数の設問は必ずしも図表の順に出題されないのが特徴です。
たとえば、例題1は図表B、例題2は図表C、例題3は図表A、例題4は図表Cを参照するという感じです。
設問の順番通りに解くと図表を行ったり来たりするので、解答スピードが遅くなります。
このため、同じ図表に関する設問はまとめて解くようにしましょう。
具体的には、計数問題を解き始める前にまずは設問に目を通してください。そして、同じ図表に関する設問を事前に分類します。
そうすれば、同じ図表については連続して解くことができ時間短縮にもつながります。
選択肢同士の数値が離れているときは概算
GAB Compactの計数は選択肢が与えられるので正確な値を算出する必要はありません。
まずは、設問に目を通してみて選択肢同士の数値が離れているかを確認してみてください。
数値が離れているようであれば四捨五入・切り捨てを使い、概算値で計算すれば素早く解くことができます。
GAB Compactの言語
GAB Compactの言語では長文を読んで設問に解答する形式です。
設問文が以下の3つのいずれかであるかを選びます。
A:本文から論理的に考えて、説明文は明らかに正しい。
B:本文から論理的に考えて、説明文は明らかに間違っている。
C:本文だけでは、設問文が正しいか間違っているかは判断できない。
長文は全8問です。各長文では設問が3問出題されるため、全部で24問です。
制限時間は12分であるため1問あたり30秒で解く必要があります。
限られた時間で設問の正誤を判断するには無駄なく効率的に処理することが求められます。
以下で言語問題を解く時の頭の中の考え方をご紹介します
言語を解く時の考え方
設問の正誤を判断するときの処理フローは以下の通りです。
1.設問が本文の内容に合致していればA(常識的に考えて変だとしても)
2.設問と本文を比較して相違箇所があればB
3.設問が本文の内容だけでは正誤判断つかないようであればC
この順番で処理するのが無駄なくおすすめです。是非参考にしてみてください。
GAB Compactの性格テスト
GAB Compactでは『OPQ』という性格テストが実施されます。
CAB・GAB・IMGAGESなどのSHL社製のペーパーテストでは共通して『OPQ』が性格テストになります。
問題数は68問、制限時間は30分です。
企業風土や職務内容にマッチしているか
SHL社製の性格テストでは『企業風土や職務内容に就活生が適しているか』が重視されます。
このため、性格テスト前に企業研究やOB訪問を行い、求める人物像を把握することが大切です。
GAB Compact専用の適性検査ツール
Webテスト対策では専用ツールを使うのがおすすめです。
就活ツール『dodaキャンパス』では適性検査を無料で受けられます。
ESなしでGAB Compactに類似した問題を受けられるので、事前対策にはぴったりです。
登録はスマホからのみ可能、もちろん適性検査の受検は無料で利用できます。
まとめ
今回はGAB Compactに関する対策方法をご紹介しました。いかがだったでしょうか。
複雑な問題が出題されるにも関わらず制限時間も短いため、難易度が高いテストです。
事前準備が大切になので是非参考にしてみてください。