機械工学科って就職強いのかな…
機械系の就職穴場を知りたい…
こんな疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
工学部は就職しやすい学部と言われています。
その中でも機械工学科は就活最強の学科になります。
今回は、進路に悩む大学生、志望大学を選んでいる高校生向けに機械工学科に進学した時の就職情報をご紹介します。
機械工学科が就職最強の理由
機械工学科が就職最強と言われている理由を3つご紹介します。
幅広い専門性が身に付くから
機械工学科に進学すると以下の4力が必修になります。
- 材料力学
- 機械力学
- 流体力学
- 熱力学
4力を学ぶことで機械を製造し動かすための基礎知識が身に付きます。
さらに機械工学科では『プログラミング』『電子回路』『制御工学』『製図』といった分野の勉強も行います。
このため、卒業する頃には幅広い分野への理解が深まります。
一般的に技術者としてはT字型のスキルを持ち合わせることが好ましいと言われています。
T字型とは『幅広い分野への理解』+『深い専門性』のことです。
機械系学生が就活最強と言われるのはT字型スキルを備えていることが最大の理由です。
全ての企業に機械が関係しているから
どんな業種の会社でも利益を出すためには機械を利用します。
たとえば、機械の用途はこんな感じです。
- 車・バイクを製造する機械
- 輸入品を運送する船や航空機
- 研究結果を分析する実験装置
大学で学んだことが様々な業界で活かせるため、就活では機械系の学生が重宝されます。
頭を使う科目が多いから
機械工学科で学習する内容は暗記が少なく、自分の頭で考える要素が多いです。
高校理科で考えると、物理のように公式を覚えて計算するイメージです。
会社で働く際には、答えが決まっていない課題というのが多くあります。
そんなときこそ、学生時代から自分の頭をで思考する訓練をした経験が活かせるのではないでしょうか。
機械工学科を卒業した後の就職先とは
就活では機械工学科の学生は幅広い業界から重宝されます。
ここからはどんな業界に就職できるかを一部ご紹介します。
メーカー
まず、モノづくりを行うメーカーに就職する学生が多いです。
機械が好きという学生であれば最高の就職先ではないでしょうか。
ただし、メーカーといっても様々な業種があります。
- 自動車
- 電機
- 化学
- 食品
- プラント
機械を使わないメーカーはないので、どんな業界のメーカーでも就職できます。
さらに、メーカーの職種としては『研究』『開発』『設計』『製造』があります。
どの職種で働けるかは大学での勉強だけでなく、研究活動のテーマや成果にも依るところが大きいです。
詳細についてはこちらの記事でまとめています。

IT
大学ではプログラミングや制御工学も学ぶのでIT系への就職もできます。
SIerに就職する人もいれば、Web系の会社でプログラマーとして働く人もいます。
自分の実力に応じて転職もしやすい業界なので、最近はIT企業に就職する機械工学科の学生も多いです。
コンサル
大学での勉強が直接活かされる訳ではありませんが、コンサルに就職することもできます。
特に、大学院に進学した修士学生が多いです。
研究を進める過程でPDCA(計画⇒実行⇒評価⇒改善)を回す習慣が身に付き、コンサルに必要な論理的思考力が鍛えられます。
また、機械工学が専門分野だと必然的に製造業への理解が深いため、メーカーへのコンサルで重宝されます。

公務員
機械工学科の学生に限りませんが、公務員就職も選択肢の1つです。
やりたいことがあるという学生よりは、地元就職を求める学生に人気があります。
文系就職
コンサルに就職することができるのと同じ理由で文系就職も可能です。
機械工学科の学生が選ぶ就職先として多いのは以下2つです。
- 商社
- 金融
両方ともメーカーと比べて給料が高い業界になります。
就職するときには自分が何を求めるかを再検討することも大切です。
IT業界の就活サービス:レバテックルーキー
レバテックルーキーはITエンジニア特化の就活サービスです。
IT業界に特化したプロのアドバイザーがES添削・面接対策を親身にやってくれます。
しかも、就活サポートだけではなく、優良企業のオファー案件も紹介してくれます。
大手SIerはもちろん、ITエンジニアの就活で利用しないのは正直もったいないです。
まとめ
今回は機械工学科に進学したときの就職先をご紹介しました。
機械工学科は工学部の中でも就職最強の学科になります。
現時点ではやりたいことが見つからない…という学生にとっても潰しが効く選択肢になるはずです。