卒論背表紙のシールってどう作るの…
表紙製本のテンプレートや具体例を知りたい…
こんな疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
今回は卒論修論の表紙、背表紙の書き方をご紹介します。
フォントや文字サイズの規定を確認
卒論修論の表紙を作るときには、研究室やゼミ、学部内で規定があるかを確認してください。
フォント種類や文字サイズ、記載情報には間違いがないようにしましょう。

ワードで表紙を書くときの設定方法
ワードで表紙を作るときの手順をご説明します。
セクション区切りを行う
表紙と本文でセクションを分ける設定がおすすめです。
セクション区切りを利用することで、表紙と本文で異なるページ余白の設定が可能になります。
イメージとしてはこんな感じです。
具体的な設定方法はワードのタブ『レイアウト』⇒『セクション区切り』をクリックすればOKです。
表紙のレイアウトを開く
セクション区切りを設定したら、表紙のレイアウトを決めていきます。
『レイアウト』⇒『余白』⇒『ユーザー設定の余白』をクリックします。
余白を設定する
今回は表紙の余白として以下を設定しています。
- 上:50mm
- 下:70mm
- 左:40mm
- 右:25mm
この数字は参考なので、他に規定がある場合はそちらに従うようにしてください。
重要なのは『設定対象』を『選択しているセクション』にすることです。
この設定を忘れてしまうと、表紙と本文でレイアウトがごちゃごちゃになるので注意してください。
テキストを入力する
次に、テキスト情報を入力します。
一般的な情報として以下の内容を記入しています。
- 〇年度 卒業論文
- 論文タイトル
- 所属大学
- 所属学部学科
- 氏名
- 所属研究室
- 学籍番号
記入すると以下のようになります。
中央揃えする
テキストのレイアウトを整えるためには、中央揃えを選択します。
文字サイズを調整する
今回はタイトルは22pt、執筆者情報は18ptに大きくしています。
以上の設定を行うと、論文表紙が完成します。
別ファイルで表紙作成を行う場合
今回ご紹介したのは論文と同じファイルで表紙を作成する方法です。
上手く設定できない場合は、表紙だけを別ファイルで作るのもOKです。
ファイルがふたつになりますが、セクション分けの設定も不要なので簡単に余白やレイアウトを設定できます。

背表紙の縦書きシールの作り方
卒論修論を提出するときには、背表紙付きの製本が必要になります。
ここからは、パワーポイントでの背表紙の作り方をご説明します。
パワーポイントで縦書きボックスを作成
まずは、新規で縦書きテキストボックスを開いてください。
サイズを設定する
縦書きテキストボックスのサイズを以下のように設定します。
- 高さ:30.3cm
- 幅:1cm
- 垂直方向の位置:中央揃え
- 左右余白:0cm
- 上下余白:0.5cm
テキストボックスの幅は製本するファイルの背表紙サイズに合わせて下さい。
標準的なサイズは1cmになります。
テキスト情報を入力して完成
サイズ調整が完了したらテキストを入力します。
背表紙に必要な項目に規定があれば従うようにしてください。
今回は以下の内容を記入しています。
- 論文タイトル
- 〇〇年卒業論文
- 氏名
これまでの設定を行うと以下のような背表紙が作成できます。
パワーポイントを印刷して両面テープで貼付
A4に縦方向で印刷した後、背表紙に両面テープで貼り付ければ作成完了です。
まとめ
今回は卒論修論の表紙の作り方をご紹介しました。
いかがだったでしょうか。ぜひ参考にしてもらえると幸いです。