参加時期によってインターンは違うのかな…
長期インターンの方が有利なのかな…
就活生の中にはこんな疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
今回は、夏・冬インターンの違いを「時期・内容・内定直結率」などの観点から紹介します。
インターンの時期
夏・冬インターンの実施時期の違いをまとめました。
夏インターン
- 申し込み:6月上旬~7月下旬
- 実施期間:8月~9月
- 期間:数日~1ヶ月
冬インターン
- 申し込み:11月中旬~1月上旬
- 実施期間:12月下旬~2月中旬
- 期間:数日~数週間
インターンの内容
夏インターンの実施期間は、1ヶ月程度の長期もあります。
メーカーのインターンは、2週間程度が一般的です。実施場所が製造工場や研究所など、将来的に働く可能性が高い場所でインターンに参加できることは魅力的ですね。
冬インターンの実施期間は、1週間くらいがほとんどです。
12月~2月は企業の繁忙期であり、2~3日間の短期の冬インターンもあります。
ただ、本社でグループワークに取り組むため、入社後の働くイメージを掴み辛いかもしれません。
インターン選考のWebテスト種類について
インターン参加のためにはWebテストを受験する企業もあります。
夏・冬と繰り返しインターンを開催している企業では、同じ種類のWebテストが出題される傾向にあります。
このような企業では2回目以降のインターンでは過去の受験結果を使い回せる場合もあります。
さらに、インターン選考でのWebテストと本選考では同じ種類が出題される確率が高いです。
企業の目的
夏・冬インターンに関して、企業は立場上「就活の選考には一切関係ありません。」と言っていますが、「大いに関係あります」。
利益を追及する企業が慈善事業としてインターンをやるはずがありません。
では企業にとって、インターン実施のメリットはどこにあるのでしょうか。
夏インターン中に工場・研究所に派遣された場合は、「将来的に働く可能性の高い場所での勤務」を通して、入社後のイメージをつかんでもらうことが目的です。
一方、冬インターンではグループワークが中心になります。
グループワークに取り組む「個人の能力・スキル」が評価ポイントです。このような違いから、冬インターンの評価は就活に大きく影響すると言えそうです。
就活生のレベル
夏インターンの時期では、就活に本腰を入れている学生はあまり多くありません。
周りの学生よりも、少しだけ頑張って対策をすれば人気企業のインターンに参加することも十分可能です。
一方、冬インターンの時期は就活解禁直前です。多くの学生は就活を意識し始めるため、インターン選考のレベルも難しくなります。
また、夏の時期では志望業界が定まっていない学生が多いですが、冬は志望業界・志望企業を決めている学生もいます。このような学生は明確な志望動機を持っているため、強力なライバルになるはずです。
冬インターンでは就活生のレベルが上がるため、ES不通過になることも多いです。
冬インターン参加時に十分ESを練っておけば、就活本番にも流用することができます。時間に余裕がある時にしっかり対策することが大切です。
内定直結率
インターンに参加することで、内定直結率はあがります。企業によっては、インターン参加者に「早期選考」「ESや面接免除」の特典を与えることもあります。
また、実施時期によるインターン参加特典の違いはないと思います。
両方の時期にインターン実施している企業では「夏インターン参加者は〇〇」「冬インターン参加者は××」ということはなく、「一律にインターン参加者は△△」という感じです。
冬インターンでは、志望業界・志望企業が定まっている学生が参加するため、夏インターンよりも、冬インターンに参加した企業に内定をもらう学生が多いです。
秋インターン
最近では、夏インターンと冬インターンの間に「秋インターン」を実施する企業もあります。
実施時期は9月~11月です。大学の授業期間中なので、平日や土日に数日間行うというパターンが一般的。
面接選考がなく、ESだけで参加できることもあるので、興味ある企業には是非参加してみてください。
おすすめパターン
就活成功のためには、インターン参加は大切です。
インターンの日程がかぶっても、就活生は絶対に応募するべき理由で紹介したように、複数応募することで参加率を上げましょう。
志望企業が定まっていない学生は、参加特典のメリットが大きいインターンに応募することをおすすめします。
企業研究を進める中で、志望企業の変更はよくあります。そんな時に、インターンに参加したから、「ES免除」の企業があれば心理的にも非常に楽になるはずです。
参加特典を見極めるためには、「経験者から聞くことが一番」です。
自分で見つける時には、「実施期間が数週間~数か月」「参加人数が少ない」「参加までの選考ステップが長い」といった特徴のインターンは参加特典がある可能性が高いですよ。
まとめ
今回は夏・冬インターンの違いをご紹介しました。
いかがだったでしょうか。ぜひ参考にしてもらえると幸いです。