CASECってどんな試験だろう…
CASECの対策方法を知りたい…
就活生の中にはこんな疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
就活Webテストの英語試験として行われるのがCASECです。今回はCASECの試験概要・対策方法をご紹介します。
CASECとは
CASECとは英検の実施団体である『日本英語検定協会』が基礎開発をおこなうテストです。
就活に特化した採用テストではなく、汎用的な英語コミュニケーション能力を測定します。
自宅受験型のテストであるため好きな場所から受験可能です。
また、CASECを受験すると、TOEICや英検の換算スコアも分かります。
CASECの試験科目
4つの分野から合計60問が出題されます。各セクションの出題数と制限時間はこちらの通りです。
分野 | 問題数 | 1問あたりの制限時間 |
語彙 | 16問 | 60秒 |
表現 | 16問 | 90秒 |
リスニング | 17問 | 60秒 |
書き取り | 11問 | 120秒 |
CASECの特徴
ここからは出題傾向と特徴についてご説明します。
1問ごとに制限時間がある
CASECでは試験の実施時間は決まっていません。
しかし、1問ごとに制限時間があり、制限時間を超えると自動的に次の問題に進んでしまうシステムです。
問題の後戻りをすることもできず、時間オーバーになると回答中の問題は自動的に不正解になってしまいます。
このため、ゆっくり考えながら解きたいときには、まずは回答を入力しておくことがおすすめです。
また、全体の試験時間は一律に決まっていないので、最長で90分程度を見込んでおきましょう。
正解数に応じて問題の難易度が変化する
CASECでは回答の結果に応じて問題の難易度が変化します。
テストセンターと同じ仕組みです。正解であれば難易度が上がり、不正解であれば難易度が下がります。
評価方法は難易度も考慮した正解数であるため、一概に正解数が多いことが良いとも言えません。
回答するときにはテストセンター同様に、分からない問題だからといってすぐに飛ばすことはせずに、1問あたりの制限時間をフルに使って難易度の高い問題でも正解できるようにしましょう。
CASECの対策方法
最後にCASECの対策方法を4つご紹介します。
問題形式を理解する
CASECでは分野ごとに出題形式が決まっています。詳細は本記事でも既にご説明した通りです。
試験前に問題形式を頭に入れておけば、本番でもあわてずに落ち着いて受験できるはずです。
自費で事前受験できる
他の就活Webテストとの違いは、CASECは一般受験にも対応していることです。
自費で受験料金を払えば、志望企業のCASEC前に練習することもできます。
実際に受験してみると、出題パターンや自分の得意・不得意分野を掴めると思います。
TOEIC・英検用の対策をする
CASECではTOEICや英検と似た問題が出題されます。
CASECに対応した問題集は少ないですが、TOEIC・英検であればたくさんの種類があります。
重点的に対策したいという就活生はTOEIC・英検用の問題集を利用するのも効果的です。

分からない問題でも全問回答する
既にご紹介しましたが、CASECでは1問ごとに制限時間があります。
未回答のまま制限時間を迎えると、不正解とみなされてしまいます。
このため、受験するときには分からない問題でも必ず回答を入力するようにしましょう。
セクション1、2、3は選択肢が与えられるので、未回答はもったいないですよ。
まとめ
今回は就活WebテストのCASECについて試験概要と対策方法をご紹介しました。
いかがだったでしょうか。試験受験前に参考にしてもらえると幸いです。