教授・准教授・助教授・ポスドク・特任助教の違いとは?年収も解説!

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理系学生生活

大学には教授、准教授、助手…など、たくさんのポジションがあります。

教授と准教授の違いを知りたい…
教授になるにはどうしたらいいの…

学生の中にはこんな疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。

大学での役職一覧をまとめてみました。

  • 教授
  • 准教授
  • 特任教授
  • 講師
  • 助教
  • 助手
  • ポスドク

今回は大学教員のポジションごとの役割や年収の違いをご紹介します。

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大学教員はどれが偉いのか?

大学教員には役職がいろいろあり分かりづらいです。

大学教員のポジジョンを偉い順に並べてみます。

教授>准教授>講師>助教>助手

『教授』や『准教授』は知っているけど、それ以外の役職についてはあまり知らない方も多いと思います。

そこで各役職の役割の違いをご説明します。

大学教員の役割と年収について

学校教育法によって大学教員の職務内容は定められています。

役職条件職務内容
教授

専攻分野について、教育上、研究上
または実務上の特に優れた知識、能力および実績を有する者

次のうち1つ以上
・学生への教授
・学生の研究指導
・研究
准教授専攻分野について、教育上、研究上
または実務上の優れた知識、能力および実績を有する者
次のうち1つ以上
・学生への教授
・学生の研究指導
・研究
助教専攻分野について、教育上、研究上
または実務上の知識、能力および実績を有する者
次のうち1つ以上
・学生への教授
・学生の研究指導
・研究
助手学校教育法に規定なし

所属する組織における教育研究の
円滑な実施に必要な業務

講師学校教育法に規定なし教授または准教授に準ずる職務

表だけでは分かりづらいと思いますので、大学教員の役割と平均年収をご説します。

教授

教授の平均年収は1,100万円です。大学によって900万~1,400万円の幅があります。

国立大学であれば一律ですが、私立大学では大学の運営状況が年収にも影響してきます。

有名私立大学ほど年収も高くなります。

また、学校教育法の表記では、教授・准教授の役割の違いが分かりづらいです。

簡潔にまとめると、教授は大学運営や研究室運営に大きな役割があります。要はお金を外部から引っ張るのが仕事です。

一方、准教授の役割は研究の実務や学生指導が中心になります。

准教授

准教授の平均年収は850万円です。

准教授になるためには、教授の推薦を貰った上で大学の教授会で認められる必要があります。

大学ごとに准教授には定員があるため、選ばれた人だけが就けるポジションです。

また、准教授になって始めて自分の研究室を持つことができます。

大学教員は一度昇格すれば降格は基本無いため、准教授になれれば安定したポジションといえます。

講師

講師の平均年収は700万円です。

講師には『常勤講師』『非常講講師』の2つの役職があります。

常勤講師

大学教員の中での役職は准教授と助教の間です。専任講師とも言われることもあります。

学校教育法での規定はないものの、常勤講師の役割は准教授に準じています。

学生への講義担当もありますし、大学によっては研究室を持つことも可とされています。

論文の投稿数や研究実績が増えてくれば、准教授への昇進もできます。

給与面では定期昇給も見込まれる比較的安定したポジションといえます。

非常勤講師

講師の中には、大学と個別に契約した任期付きの非常勤講師もいます。

基本は学生への講義のみを担当し、自分の研究室を持つことはできません。

任期付きのポジションであり、大学内での定期昇給や昇格はありません。

また、非常勤講師は大学運営に関わることはないため、他大学の教員が兼任することもできます。

芸能人やスポーツ選手などの有名人と非常勤講師の契約を行う大学もあります。

助教・助手

助教と助手の平均年収は600万円です。

助手には元々、学校教育法上で『教授および助教授の職務を助ける』との規定がありましたが、学校教育法の改正に伴い、助教と助手に分けられました。

  • 助教:教授候補の研究者として位置づけられる
  • 助手:研究の補助や事務などを行う

助教・助手共に終身雇用ではなく任期付きのポジションです。

数年ごとに契約更新があるため、一定期間で成果を出すことが求められます。

両者の違いを詳細にご説明します。

助教

助教の主な役割は学生への講義を行うことです。学生実験や演習の担当もあります。

担当講義を持ちつつも、自分の研究実績を残さなければいけません。

また、自分の研究室を持つことができず、所属研究室の雑務担当も行うため非常に忙しくなります。

若い人が就くポジションであり、大学教員の修業期間とも言えます。

助手

助手は授業を持つことができず、授業や実験、演習の手伝いが仕事になります。

教授や准教授の研究の手伝い・雑務一般を担当することが多いです。

助教授と准教授の違い

『助教授』と『准教授』の違いを知りたい…という方もいるのではないでしょうか。

2007年に改正された学校教育法により『助教授』が廃止されて『准教授』が設置されています。

立場上は『准教授』は昔の『助教授』に匹敵する役職になります。

ただし実際には、職務規定が異なります。

〇助教授:教授の職を助ける者

〇准教授:専攻分野について、教育上、研究上または実務上の優れた知識、能力および実績を有する者

両者の違いをまとめると、裁量を持って自由に研究や学生指導ができるかどうかです。

助教授は教授の研究や講義の補助を主としており、自由に研究することができませんでした。

一方、准教授は自分の研究室を持つことができ、裁量を持って学生を指導できます。

ポスドク/特任助教とは?

大学教員のポジションには、ポスドク(博士研究員)・特任助教(任期付き教員)と呼ばれる役職もあります。

ポスドクは任期付きで雇用される博士号を取得した研究者のことです。

特任助教も〇〇先生と呼ばれますが、任期付きの教員になります。

両者の違いはこちらです。

  • ポスドク:研究にのみ従事する
  • 特任助教:研究+教育に従事する

どちらも任期付きという点では同じですが、特任助教は学生教育に携わる必要があります。

また、ポスドクはプロジェクト毎に雇用され、年収は300万円ほどです。

特任助教は大学に雇用され、年収は400~500万円になります。

博士課程後のキャリアパス

ポスドクや特任助教の役割を説明したので、博士課程取得後のキャリアパスもご紹介します。

民間ではなくアカデミックに残るときのパターンです。

大学院修了(学位取得)
⇒ポスドク(任期:3年)
⇒特任助教(任期:1年)
⇒助教(任期:5年)

最近ではポスドクの任期終了時に、特任助教としての就職先が見つからないことが多いです。

そうすると、ポスドク1回目⇒ポスドク2回目というサイクルになり不安定な雇用が続いてしまいます。

いわゆる『ポスドク問題』のことで社会的にも話題になっています。

特任教授・客員教授と教授との違い

特任助教の他にも、特任教授・特任准教授という役職があります。

特任教授も任期付きのポジションであり、大学に雇用されます。

大学によっては客員教授という名前で呼ばれることもあります。

特任教授・特任准教授・特任助教は任期付きの役職という点では同じであり、年収が異なります。

大学教授に就任するまでのルート

大学教員ではボスとも言われる教授になるためのキャリアを2パターンご紹介します。

博士課程からの生え抜き

大学教授になるには博士号を取得した後、アカデミックの分野に進むのが王道です。

任期付きのポスドクや特任助教を勤めた後で、助手、助教、講師、准教授になり、最後に教授に昇進します。

教授になるためには研究実績だけでは不十分です。

各大学の教授会で任命される必要があるため、他の教授から信頼されるコネクションが大切です。

大学教員同士のネットワークは想像以上に狭いです。

周囲から信頼性を得るために、若手の頃は雑務を引き受けたりして人間関係を築く必要があります。

民間企業からの移籍

大学院修了後に民間企業に就職しても教授に就くことは可能です。

そのために必要なことは圧倒的な研究実績です。

民間企業での基礎研究をそのまま大学で行うようなイメージです。

まとめ

今回は大学教員の役職に関する情報をご紹介しました。

いかがだったでしょうか。是非参考にしてもらえると幸いです。

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