福利厚生で見るべきポイントを知りたい…
住宅手当ってどれくらい出るのかな…
就活生の中にはこんな疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
今回は就活で重視するべき福利厚生の見方をご紹介します。
就活における福利厚生とは?
企業を選ぶポイントとして大切なのが福利厚生です。
就活中は意識して情報収集しない限り、福利厚生に関する情報は手に入りません。
たとえば、会社説明会の機会があっても、企業からは敢えて福利厚生の説明はしません。
どんな福利厚生を調べたらよいか分からない場合は、以下のポイントを参考にしてみてください。
- 住居
- 有給休暇
- 休日
- カフェテリアプラン
住居に関する福利厚生
住居に関する福利厚生は大金が絡むため一番重視すべきポイントです。
独身寮
入社後すぐに入居できる「アパート」や「マンション」を企業が低価格で提供する福利厚生です。
一般的には以下のように入居条件に制限があります。
- 入社○○年以内
- 独身者のみ
独身寮によっては、バス・トイレ・キッチンは共有で部屋は寝るだけということもあります。
もちろん1Rという間取りもありますので、事前に情報収集してみてください。
社宅
独身寮は対象者が独身社員ですが、社宅には家族連れが住むイメージです。
一般的な賃貸と比べて価格が非常に安いことが特徴です。
築年数や間取り、立地については、企業毎に様々なので良い物件もあれば悪い物件もあるという感じです。
家賃補助
毎月定額を家賃として支給する制度です。
独身寮や社宅と異なり自分で好きな賃貸を契約できます。
家賃補助限度額については、数万円の企業もあれば、9割負担という企業もあります。
借り上げ
住宅に関する福利厚生の中で、一番のおすすめが借り上げ制度です。
これは、一般的な賃貸を社員が借りる際に、会社が家賃の一定割合を負担することです。
家賃補助と比べた場合、支払う税金に関して大きなメリットがあります。
- 借り上げ:会社が家賃の〇割を負担し、残りを社員が払うため、税金は増えない
- 家賃補助:月○円の支給により収入が増加するため、税金が増える
たとえば、次の条件で「借り上げ」と「家賃補助」の違いを比較してみます。
- 収入は月30万
- 賃貸は月10万
- 借り上げは5割負担
- 家賃補助は5万支給
どちらも、会社からの支給額は月5万円相当ですが、支払う税金額が異なります。
- 借り上げ:収入30万円から家賃5万円と税金をはらう
- 家賃補助:収入35万円から家賃10万円と税金をはらう
税金については収入が多いほど高くなる仕組みです。
なので、家賃補助で収入が増加すると余計な税金を支払う必要があります。
有給休暇
有給休暇は、「年間〇日間」という形で与えられます。
重視してほしい見方は2つです。
- 有給休暇の繰り越しができるか
- 1年目の有給休暇は何日間か
有給休暇の繰り越し制度がない企業では、余った有給休暇は消滅しています。
○日間分は繰り越しできるという企業もあるので、調べてみてください。
1年目の有給休暇は、2年目以降より少ないことが一般的です。
休日
休日に関しては、重要視すべき見方は3つです
- 年間休日日数は何日か
- 夏季休業や年末年始休業は、有給休暇を使うのか
- ゴールデンウィークの休みは長期休暇になるか
「夏季休業」や「年末年始休業」に関しては、有給休暇と別に与えられるかがポイントです。
メーカーや工場勤務の場合、ゴールデンウィーク休みが2週間程度の長期になることもあります。
長期休みで旅行に行きたい人は、このような休日システムの企業に就職するのもありです。
カフェテリアプラン
カフェテリアプランとは「企業が福利厚生を外注して、社員が幅広いメニューの中から好きなものを選択できる」という制度です。
「商品券」や「旅行券」「レジャー施設」など選択肢が多いことが特徴です。
しかし、支給額が年1万円分など、比較的少額なため他の福利厚生と比べるとそれほど重視するべきではないです。
福利厚生の情報を調べるための方法とは?
企業を選ぶ軸として、福利厚生を重視する方法をご紹介しました。
では、このような働いている社員しか知ることができない情報はどのように収集するのでしょうか。
おすすめの方法は「転職サイトの口コミ」を見ることです。
企業の年収やボーナス、残業や休日出勤など、説明会では聞きにくい情報を知ることができます。
もちろん全て無料で使えるため、OB訪問よりも効率的に情報収集ができます。
ちなみに、下の画像は転職サイトに載っているアップルの検索結果です。
クチコミの項目として、『年収』『残業時間』『福利厚生』などが記載されています。
会員登録するだけで貴重な情報への無料アクセスが可能になるので、利用しないのは正直もったいないです。
登録は数分以内で完了するし、スマホからも対応しています。
まとめ
今回は、重視すべき福利厚生の見方を紹介しました。
いかがだったでしょうか。ぜひ参考にしてもらえると幸いです。