研究室に配属されたけど何をするべき…
わからないことだらけでどうしよう…
こんな疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
今回は研究の進め方がわからないときの対策をご紹介します。
研究の進め方:何をしたらいいのか
研究の進め方の基本は以下の流れになります。
- テーマ設定
- 論文調査
- 試験、実験
- 論文執筆
- 発表
テーマ設定については、指導教員から大枠が与えられて自分で内容を決めることが多いです。

研究の進め方が分からないときの対策
研究の進め方が分からないときの対策を3つご紹介します。
意義や目的を明確にする
テーマ設定にも関連しますが、
- 何がゴールなのか
- 新規性はどこにあるのか
- 将来どんな価値を生み出せるのか
など、研究意義や目的を再確認することが大切です。
そうすれば自分の研究のオリジナリティ発見にもつながります。
教授や先輩に相談する
研究に行き詰ったときには、教授や研究室の先輩にアドバイスを求めるのも有効です。
自分の何倍も知識と経験を持った方なので、質問することで適切なアドバイスをもらえるはずです。
相談する機会が取りづらい研究室では、週1回、月1回のように定期的な進捗報告会をセッティングすることで、効率的に研究を進めることができます。
論文を読む
研究の進め方で悩んだときには論文調査で知識を増やすようにしましょう。
論文の読み方については、ここから詳細をご説明していきます。
研究論文の読み方
一言で論文を読むといっても、取り組み方には大切なポイントがあります。
- 論文の探し方
- 効率的な読み方
- 論文の要点整理
- 次の論文探し
論文の探し方
論文を探すときのサイトはGoogle Scholorがおすすめです。
検索タブで調べたいキーワードを入力すれば、関連論文を探すことができます。
英語論文が主体のため情報量が多く、網羅的に探したいときにはピッタリです。
また、日本語論文を調べるときには、CiNiiが便利です。
最初は日本語で知識をインプットしてから、英語論文で専門性を高めるのが良い流れだと思います。
効率的な読み方
論文を読むときには、Abstructを中心にざっくりと概要を把握するのがおすすめです。
『背景』『課題』『研究内容』『課題と展望』がコンパクトにまとまっているので、Abstructを読むことで本文を読む価値があるかを判断してください。
論文にどんな新規性があるのかに注目して読み進めるのも大切な視点です。
論文の要点整理
論文を読み終わったら放置するのではなく、以下の要点をまとめるようにしてください。
- 論文の新規性
- 自分の研究との関連性
- 課題と展望
ノートやWordで整理するのも良いですが、おすすめはMendeleyを使う方法です。
無料で使える文献管理ツールMendeleyのメモ欄に要点を整理しておけば、論文執筆時にもきっと役に立ちます。

次の論文探し
論文の要点整理が終わったら次の論文探しを始めます。
おすすめの方法は過去に読んだ論文の引用文献の中から選ぶことです。
関連分野の知識を効率的に学習できるし、引用されるということは重要な位置づけの論文の可能性が高いからです。
次に読む論文が見つかったら、既にご紹介したようにAbstructを中心に内容を把握してみてください。
まとめ
今回は研究の進め方がわからないときの対策をご紹介しました。
いかがだったでしょうか。ぜひ参考にしてもらえると幸いです。