ストレス発散方法を教えてください
ストレス解消方法はありますか
就活面接ではこんな質問をされることもあります。
雑談のように聞かれる『ストレス解消方法』についてですが、実は面接では重要な評価項目になっています。
今回はストレス解消方法の質問意図と回答例をご紹介します。
就活での頻出質問について
就活の面接では頻出の質問があります。
- 学生時代頑張ったことを教えてください
- 研究内容を分かりやすく教えてください
- ストレス解消方法を教えてください
誰でも緊張する面接だからこそ事前の準備が大切になります。
頻出質問に対する回答例は検討しておくと焦らずにすみます。
『ストレス発散方法を教えて下さい』の質問意図
頻出質問として聞かれる『ストレス発散方法』の質問意図をご存知でしょうか。
私が考える質問意図を2つご説明します。
ストレス耐性があるかどうか
仕事を始めると好きな業務だけではなく嫌な業務もあると思います。
誰でも気が乗らない仕事では少なからずストレスを感じるのではないでしょうか。
会社にとっては嫌なことがあるからといって、すぐに辞められてしまっては困るはずです。
このため採用をするときにはストレス耐性が重要視されています。
自己管理力があるか
既に説明したように仕事では、理不尽なこと・気が乗らないこともあり、ストレスを感じると思います。
せっかく採用したのにストレスを溜め込んだ結果、体調不良になっては採用担当としては困ってしまいます。
このため、ストレスをコントロールできる力があるかを評価対象とします。
最近の就活では『論理的思考力』『リーダーシップ力』と合わせて、『ストレス解消力』も求める能力として挙げられています。
ストレス解消法の質問に正解はない
ストレスコントロールが大切なスキルであると伝えましたが、実はストレス解消の質問には正解はありません。
ストレスは自分の精神面に関係することであり、個性ともいえるからです。
とはいっても正解がなくては参考にならないので、NG回答とおすすめの回答をご紹介します。
ストレス解消法の質問でのNG回答例
面接でのNG回答例を3つご紹介します。
酒・たばこ・ギャンブル
嗜好品に依存するようなストレス解消法は好ましくありません。
酒・たばこは適量であれば問題ありませんが、過剰摂取すると健康を害します。
長期間働いてもらうためにも、嗜好品依存でストレスを発散する人の評価は悪くなります。
また、面接官がこれらの嗜好品でストレス解消をしている可能性があることも覚えておいてください。
年下の就活生から自分のストレス発散方法を否定されたら、悪い印象を持たれてしまいます。
ストレス解消法がない
面接での質問に対して適切な答えができていないのもNG回答になります。
『ストレス解消法を教えてください』と聞かれているのに、ストレス解消法がないと答えてしまうと、会話が終了してしまいます。
適切な受け答えができないと、コミュニケーション能力が低いと判断されてしまいます。
ストレスは感じない
『ストレスは感じない』というような明らかな嘘もNG回答になります。
大学や大学院生として生活を送っているのであれば、少なからずストレスは経験してるはずです。
『ストレス解消法がない』という回答同様に、質問に対して適切に回答できていないと評価されてしまいます。
おすすめの回答例
ストレス解消法については正解はありませんが、高評価につながりやすい回答例をご紹介します。
カラオケ
ストレス解消法をカラオケと答える学生はたくさんいると思います。
好きな音楽を歌って踊ることもできるのにお金はあまり高くないのがカラオケです。
ストレス解消法としてはぴったりな手段ではないでしょうか。
ただし他の就活生も同じ回答をする可能性が高いので、目立つことができないのが注意点です。
運動
高校、大学で取り組んでいたスポーツを答えるのもおすすめです。
部活に所属していたり、良い結果を残していれば話のネタにもなります。
親・友達と会話
他人と話をすることでストレス解消ができる人もいると思います。
話をするといっても実際は愚痴の言い合いになっているかもしれません。
ただし、愚痴るというのは悪い印象を持たれがちです。
面接では会話をすることで状況を客観視できるようになれるという感じで伝えるのがおすすめです。
読書
運動は苦手だし、インドアが好きなんだよね…そんな方はストレス解消法として読書を挙げてはどうでしょうか。
読書は著名人の考えを1,000円程度で吸収できるため、コストパフォーマンスにも優れています。
趣味が読書という方は好きな本や著書に関するエピソードの準備も忘れないようにしましょう。
寝る
ストレス解消法が寝るというのも意外性があり面白い答えです。
人間の脳は睡眠をとると嫌なことを忘れたり、客観的に物事を考えられるようになるみたいです。
ストレスを感じたら取り合えず寝て、翌日にはスッキリさせるというのは立派なストレス解消法です。
自分自身のエピソードと交えると高評価
ストレス解消法のおすすめ回答例をご紹介しましたが、面接では他のエピソードと絡ませて話ができると良いですね。
たとえば、こんな感じです。
- 読書でストレス解消⇒好きな本の話
- 運動でストレス解消⇒部活の話
面接では数字で学生を評価するのではなく、会話をしてみて良い印象だったとか、話が面白いとかが重視されます。
ストレス解消の話題から他のネタにもつなげられるように事前に考えておくのが大切です。
まとめ
今回は面接で頻出質問のストレス解消法の回答例をご紹介しました。
いかがだったでしょうか。是非参考にしてもらえると幸いです。