Webテスト

SPIテストセンター・Webテストの違い|ペーパーテスト?

SPIではペーパーテストがあるのかな…
テストセンターとWEBテスティングの違いを知りたい…

就活生の中にはこんな疑問もあるのではないでしょうか。

今回はSPIの各種試験の違いと対策方法をご紹介します。

SPIとは?

SPI(エスピーアイ)はリクルート社が作成・販売を行うWebテストです。

昔から就職活動で使われ続けているため、実施企業数が多いのが特徴です。

テストは基礎能力検査と性格検査で構成されています。基礎能力検査では言語(国語)・非言語(数学)が出題されます。

SPIには基本的な構成は同じだけれども、受験方法や実施時間が異なる3種類のテストがあります。以下で一つずつご紹介します。

SPIの受験方式3種類の違い

受験方式の違いはこちらです。

  • テストセンター
  • WEBテスティング
  • ペーパーテスト

テストセンターは専用会場に移動して指定されたパソコンで受験します。会場と日時は予約の空き状況次第ですが、選択可能になります。

会場内への電卓の持ち込みは不可となるため、正確な計算能力が求められます。

WEBテスティングは自宅のパソコンで受験します。自分の好きな時間、場所で受けることができます。

ペーパーテストは企業や貸会議室などで受験します。場所と時間は指定され電卓の使用は不可です。

SPIの実施方式の違い・割合

先程ご説明した実施方式の割合はこんな感じです。

  • テストセンター:65%
  • WEBテスティング:20%
  • ペーパーテスト:15%

現時点ではSPIといえば、ほとんどの企業がテストセンター型を採用しています。

専用会場の予約、受験、採点までの流れが定形化しているため、企業にとっては自社でWebテストの準備をする必要が無く、手軽に管理できるため実施数が増加していると考えられます。

SPIの実施時間と出題数

ここからはテストセンター、WEBテスティング、ペーパーテストに関して、科目ごとの違いをご説明します。

非言語の実施時間と出題数

SPIの非言語は幅広い分野か出題されます。実施方式ごとの違いはこちらです。

  時間 出題数
テストセンター

35分

言語と非言語は同じ時間に実施

回答状況に応じて
WEBテスティング

35分

言語と非言語は同じ時間に実施

回答状況に応じて
ペーパーテスト

40分

言語と非言語は別の時間に実施

30問

言語の実施時間と出題数

SPIの言語に関して制限時間と出題数はこちらのとおりです。

  時間 出題数
テストセンター

35分

言語と非言語は同じ時間に実施

回答状況に応じて
WEBテスティング

35分

言語と非言語は同じ時間に実施

回答状況に応じて
ペーパーテスト

30分

言語と非言語は別の時間に実施

40問

性格検査の実施時間と出題数

SPIの性格検査はテストの種類に関係なく共通のものが実施されます。

ただし、制限時間や出題数はパソコン受験方式(テストセンター・WEBテスティング・インハウスCBT)とペーパーテストで異なります。

  パソコン方式 ペーパーテスト方式
質問数 制限時間 質問数 制限時間
第1部

90問

12分

93問

3部合計40分
第2部

130問

13分

133問

第3部

70問

11分

74問

SPIの対策

ここからは具体的な対策方法をご紹介していきます。

パソコン受験時の注意点

テストセンターとWEBテスティングはパソコンで受験します。ペーパーテストとは異なる注意ポイントがありますので、ご説明します。

まずは、受験者ごとに出題内容・出題数がちがうことです。パソコンで受験していると、回答状況に応じて難易度が上下します。

他にも、言語・非言語・性格で決められた全体の制限時間に加えて1問ずつの解答時間が設定されています。

受験時には全体だけでなくも問題ごとの制限時間も気にしなければいけません。

パソコンで受験していると回答後に前の問題に戻ることはできません。限られた時間内に見直しも含めて適切に処理することが求められます。

SPI(非言語)の対策

テストセンターとペーパーテストでは組問題が出題されます。

組問題とは、同じ設定・質問に関して2~4問が出題されるタイプです。組問題を受験した時の手応えはこんな感じです。

  • 設定を理解するのに時間がかかる…
  • 1問あたりにかけられる時間が短い…

このような特徴があるため、テストセンターの非言語は難しいと言えます。

解答するときのコツとしては、同じ組の中の設定・計算の過程を上手に使い回すことです。メモ用紙を活用することで、後戻りしないように計算しましょう。

また、組問題では1問目の難易度が低くなっているため、最初から取り掛かるようにしてください。

一方、WEBテスティングの非言語では、答えの数値を入力する形式がほとんどです。

選択肢が与えられないため計算ミスをしないように注意しましょう。とくに、四捨五入の桁数については問題文の指示に従ってください。

また、答えが分数になるときには必ず約分を行い入力してください。

WEBテスティングでは電卓の使用が認められているため上手に使えるように準備しておくことが大切です。

SPI(言語)の対策

言語では非言語同様に『組問題』の形式で出題されることがあります。

「長文読解」「文の並べ換え」の組問題は第1問で検討した内容・答えが第2問以降の解答時に役に立つことがあります。

テストセンター・WEBテスティングの「長文読解」では、回答を記入する形式の問題も出題されます。文字数については10文字以内であり、それほど難解ではありません。

また、SPI言語は出題範囲が広いため効率よく対策することが求められます。

短時間の学習で効果が出やすいのは「二語関係」「熟語の成り立ち」などの語彙問題です。これらは過去の出題形式に慣れておけば得点アップが期待できます。

SPI(性格検査)の対策

性格検査は制限時間に対して出題数が多いため時間切れにならないように注意してください。

全問回答を基に性格診断が行われるため、未回答があると正しい結果がでません。

また、パソコン受験方式(テストセンター・WEBテスティング・インハウスCBT)は全体の制限時間に加えて、画面ごとの制限時間もあります。

性格テストでは深く考え込まずに直感で回答するように心がけましょう。

Webテスト対策にはAnalyzeU+

Webテスト対策では専用ツールを使うのがおすすめです。

就活ツールOfferBoxへ登録した後に使える『AnalyzeU+』では適性検査を無料受験できます。

ESなしでSPIや玉手箱、各種Webテストに類似した問題を受けられるので、事前対策にはぴったりです。

Webテストで落ちてこんなはずじゃなかった…と後悔しないためにも、専用ツールを使って何度も練習しましょう。

まとめ

今回はSPI(テストセンター・ペーパーテスト・WEBテスティング)の違い、対策方法をご紹介しました。

いかがだったでしょうか。Webテストでは最頻出の形式ですので、事前に情報収集をおこない入念に対策するのがおすすめです。