就活で有利になる資格を知りたい…
QC検定は取った方がいいのかな…
こんな疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
今回は就活生向けにQC検定の取得メリットをご紹介します。
QC検定(品質管理検定)とは
QC検定の概要
QC検定は品質管理検定とも呼ばれ、製品の品質を保証するための知識や技術を持っていることを示す資格です。
メーカーで働く際には是非取得して欲しい資格のひとつです。
技術者として品質保証に携わる際にはもちろんですが、営業や事務職として自社製品への理解を深める際にも役立ちます。
また、QC検定には1級、2級、3級、4級があります。
3級、4級は取得難易度も低いですが、正直実務に役立つ知識を得られる程の効果は期待できません。
就活資格としてアピールするなら2級以上をおすすめします。
試験スケジュール
QC検定の試験は年2回(3月と9月)行われています。
専用会場での筆記試験があり、1級の一次試験と2級~4級の解答形式はマークテスト、1級の二次試験は論述形式になります。
試験時間は以下のとおりです。
- 1級:120分
- 2級:90分
- 3級:90分
- 4級:90分
QC検定が実務で役立つ場面
QC検定を取得すると実際に働くときにはどんな場面で役立つのでしょうか。
具体例を2つご紹介します。
量産化フェーズで役立つ
メーカーで製品を量産化する段階でQCの資格が役に立ちます。
具体的には次のようなときに有効です。
- 量産化したけど不良品がどれくらい出ているのか
- 不良品率を知りたい
- 不良品は出ているけど本当に利益は出るのか
品質管理や品質保証の業務では多用する機会が多いです。
もちろん、営業や設計の視点で量産化を評価するときにも役立てることは可能です。
データ解析に役立つ
QCの知識は製造現場で不良製品が発生した際のデータ解析にも役立ちます。
- パレート図
- 特性要因図
- 層別の考え方
- チェックシート
- ヒストグラム
- 散布図
- グラフ及び管理図
これは『QC七つ道具』と呼ばれ、品質改善のツールとして実務に直結します。
個人で判断するときの手法としても使えますが、QCの知識を利用することで相手に説明するときには説得力を持たせることができます。
就活で有利になるアピール方法
QC検定を取得することで就活にはどんなアピールができるのでしょうか。
具体例を2つご紹介します。
メーカー職への志望度の高さを伝える
メーカーに就職する場合、入社後に必要資格としてQC検定を取る可能性が高いです。
就活時点で将来必要な資格を調べて受験できることは志望度の高さにも直結するはずです。
メーカー職への志望度の高さをアピールするようにしましょう。
必要な知識は自ら学ぶ姿勢を伝える
メーカー職のようにQC検定が仕事内容に直結しない業界や業種に就職する人もいます。
そんなときは、資格取得を通して自ら積極的に学ぶ姿勢が身に付いていることをアピールしてください。
入社後は未経験の部署に配属されるかもしれませんが、そんなときに独学で必要知識を得る姿勢を持っていればすぐに追いつけるはずです。
将来的に人事異動で部署が変わっても自ら積極的に勉強できる姿勢を持っていることは強みになります。
QC検定の勉強方法
QC検定を取得するときの勉強方法をご紹介します。
勉強するときにはテキスト1冊と過去問1冊があれば十分です。
前提としては高校数学までの知識が必要であり、それ以外は上記2冊を繰り返し解くことで合格点に到達します。
まずはテキストを1周解いて、分からない問題があれば解説を読みながら理解するようにして下さい。
テキストを2~3週解いて間違いが無くなったら、過去問演習に入ります。
本番同様の試験時間を設定しながら解答し、問題演習を進めてください。
まとめ
今回は就活資格としてQC検定をご紹介しました。
いかがだったでしょうか。是非参考にしてもらえると幸いです。