P&Gインターンは本選考に影響するのかな。
インターンの選考情報を知りたいな。
インターン生の中にはこんな情報を知りたい方も多いのではないでしょうか。
P&Gはこんな企業であるため、就活生からの人気も高くインターンの時点で高倍率の競争があります。
- 外資系企業
- 女性が働きやすい
- 若手の裁量権がある
外資系であるため経団連の指針を守る必要がなく、インターン経由から内々定を獲得する人も多数います。
今回は「P&Gインターンシップ」に関して、募集職種、選考ステップ、選考倍率、面接対策などをご紹介します。
募集要項と職種
まずはP&Gインターンの募集要項をみていきましょう。
職種は「文理不問」と「理系のみ」(PS、R&D)です。
注意点は重複応募できないことです。ちなみに、R&D(Research and Development)は「研究開発」、PS(Product Supply)は「生産統括=生産技術」という意味です。
実施期間は8月中旬~9月中旬の間で1週間です。
選考フローと選考倍率
募集要項を確認できたら次は選考ステップをご紹介します。希望職種に関わらず選考は下記のステップで行われます。
- WebES①
- 筆記試験
- グループワーク
- WebES②
- 面接
- インターン参加決定
他企業と比べると選考フローは長く、インターンの選考倍率がどれくらい高いかがイメージできるのではないでしょうか。
P&Gインターン選考の中で、特に通過率が低いステップは以下の3つです。対策方法はそれぞれの項目で紹介します。
- WebES①
- WebES②
- 面接
WebES①(オンライン)の通過率は低いので注意
既にご紹介した選考ステップをみて不思議に思った方もいるかもしれませんが、P&Gインターン選考ではESを2回提出します。
WebES①では「基本情報」「性格判断」「能力試験」に関するESをオンライン上で提出します。インターン選考の最初のステップでありながら、最も通過率が低いので注意してください。
P&Gのような人気企業のインターンに参加するためには、情報収集が大切です。
- 過去のES設問は何が出題されたか
- 内定者のES完成度はどれくらいか
- 面接ではどんな質問がされたか
こういった企業独自の選考情報を知っていると、他の就活生と差をつけられるはずです。就活サイト「Unistyle」では、無料登録するだけで「企業別選考対策」を閲覧できますよ。
人気企業100社以上の過去数年間の選考情報を検索できるので、正確な情報をタダで手に入れられますよ。
P&Gの選考ステップですが、ここからは具体的なWebESの内容をみていきましょう。内容は3つあります。
- 基本情報
- 性格判断
- 能力試験
・基本情報:通常のESです。名前や学校名の他には、高校時代の部活、アルバイトやサークルの経験を400字以内で記入します。
・性格判断:テストセンターや玉手箱型のWebテストと同じタイプです。
「基本情報」と「性格判断」のWebESでは注意ポイントが2つあります。「リーダーシップ経験」と「解答の整合性」です。
P&Gは求める人物像としてリーダーシップ能力の高さを挙げているため、ES内容が優れていてもリーダーシップ経験が無いと不通過になってしまいます。
「基本情報」と「性格判断」の整合性も問われるため、ES提出前には回答の再確認をすることがおすすめです。
・能力試験:CAB型のWebテストで難易度は高いです。十分な対策を行ってから受験することがおすすめです。
筆記試験
WebES①の選考を通過できれば、筆記試験に進みます。日程や場所はこんな感じです。
- 日程:7月3日
- 科目:言語、非言語、英語
- 場所:専用会場
試験は専用会場で受験するため、テストセンターとは別物と考えてください。
言語、非言語の試験は、WebES①と同様にCAB型が出題されます。英語はTOEIC形式です。リスニング・文法・長文を解きます。

グループワーク
筆記試験を通過できれば、次のグループワーク選考に進みます。日程や内容はこんな感じです。
- 日程:7月10日
- 内容:半日で「職種説明会」+「グループワーク」
参加人数は36人程度です。6人ずつのグループに別れてグループワークを行います。実施会場は東京・大阪・神戸で行われていたので、多数の学生が参加しているはずです。
職種説明会:「R&D」「PS」に関する仕事内容の紹介です。サマーインターンシップの説明もありました。
グループワーク:「商品データ」「戦略の選択肢」が複数与えられ、P&G社員としてどのようなアプローチをするべきかを議論しました。
与えられた情報量が膨大すぎるため、必要箇所をピックアップして理解する必要があります。
また、6人グループを2つに分けて「データ」と「作戦」のどちらかしか見られない条件で行います。なので相手が理解できるような情報の伝え方が大切になります。
WebES②
グループワークを通過できれば、WebES②のステップに進みます。下記3つの設問に対してWeb上でESを作成します。
提出締め切りは7月14日でした。
①:あなたが解決したい課題や問題について重要な関連性のある情報(データや事実など)を見出し,その課題や問題の根源をつきとめ,解決策を提案した結果,望ましい成果を上げた経験について述べてください。700文字以内
②:あなたがグループの中でリーダーシップをとって,方向性を示し,グループメンバーから協力を得て優れた結果を出した経験について説明してください。700文字以内
③:あなたがこれまでに著しい結果(学校,コミュニティー,仕事などを含む)を出した時のことを教えてください。700文字以内
対策
700文字×3テーマなので分量は非常に多いです。
就活を通して、P&GインターンのESは要求レベルが最も高いと思います。ここで作成したESを参考にすると、就活本番のESは余裕で乗り切れますよ!
文字数が多いので「見出し」「項目分け」を行い、見やすくすることが重要です。具体例はこんな感じです。
- 各テーマの要約:50文字程度で文頭に記入
- 目的:100~150文字程度
- 取り組み:400文字程度
- 結果:100~150文字程度
結果連絡
ES通過の連絡はメールで届きました。
面接
WebES②を通過できれば面接に進みます。インターン参加のための最後のステップは個人面接です。
- 日程:7月31日
- 面接官:中堅の社員1人
- 時間:30分
質問と対策
P&Gインターンの個人面接では、面接官がひたすら質問を投げかける形式で行われました。
テーブルを挟んで、面接官と向かい合い、30分間ひたすら質問を受けます。
面接官の手元には、質問事項や確認したい部分がぎっしり記入された提出済みESが準備されています。
面接官の質問意図は「なぜ取り組んだのか」に深く掘り下げることです。
質問を続ける中で学生が「どのような考えで行動するのか」「どのような時にモチベーションが上がるのか」を把握します。
このような形式は【コンピテンシー面接】と呼ばれ、最近流行りの面接です。対策本もありますので、是非一度読んでみてください。
ひたすら質問されると聞いて、圧迫面接を想像された学生もいるのではないでしょうか。しかし、実際の面接は穏やか雰囲気で淡々と進みました。
面接官が学生の良さを引き出すためにいろいろな角度から質問をしていたのだと思います。
面接の最後には逆質問の時間もありました。
結果
結果は面接の2日後に電話できました。
一言
P&Gにはインターン枠があります。サマーインターン参加者は、本選考では最終面接のみです。
ただ、採用数が少ないので、最終面接の倍率も非常に高いです。一方、インターン選考の面接で不合格になると、本選考を受ける権利がなくなります。
なお、面接前のステップ(テストやES)で不通過だと本選考は受けられます。
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まとめ
- 選考ステップが多い
- インターン参加は内々定が近づくが、不通過の場合、内々定は不可能
