オンラインのポスターの作り方を知りたい…
学会発表はどうやるのかな…
こんな疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
今回はオンライン学会でのポスター発表のやり方をご紹介します。
オンライン学会:ポスター発表のやり方
Zoomブレークアウトルーム
オンライン学会のポスター発表では、Zoomブレークアウトルーム機能を使います。
全体ルームとは別に個々のルームに分かれて、発表者毎に進行していくスタイルです。
ポスター発表の流れ
オンライン学会でのポスター発表は以下のとおり進行します。
- 画面共有でポスターを説明
- マイクやチャットで質疑応答
まずは参加者に説明をして、次に質疑応答というリアル開催と同じ流れです。

オンライン学会:口頭発表とポスター発表どっちが大変?
結論から言いますと、オンライン学会ではポスター発表の方が大変です。
というのも、下記の理由があるからです。
- ジェスチャーが伝わりにくい
- 通信環境に影響される
- 質疑の時間が長い
- 他人の目がないから厳しい
ジェスチャーが伝わりにくい
国際学会の英語発表では言葉の差を埋めるためにジェスチャーを使用します。
しかし、オンライン発表では想像以上に身振り手振りの説明はやりづらいです。
というのも、映像は左右反転になるし、相手の表情を読み取りづらいからです。

通信環境に影響される
通信環境に大きく左右されるのもやりづらい点です。
特に、ポスター発表では1対1の密なコミュニケーションを取るのが理想です。
通信環境が悪くて画像や音声が途切れると、発表に集中できないので、オンライン開催のハードルは高いといえます。
質疑の時間が長い
ポスター発表は口頭発表と比較すると質疑時間が長いです。
最初にポスター内容を説明したら、残りは全て質疑応答の時間になります。
ポスター発表の持ち時間は事前に練習しておけば上手くカバーできますが、質疑応答はその場での対応力が求められます。
他人の目がないから厳しい
オンラインのポスター発表は炎上しやすいのも特徴です。
というのも、ブレークアウトルームでは他人の目が無く、関係者からの厳しい質問が飛んできやすいからです。
大人数の発表会であれば、第三者からの助け舟が来ることもありますが、オンラインのポスター発表では正直期待できません。
オンライン学会でのポスターでは貼り逃げは不可
オンラインポスター発表では貼り逃げすることはできません。
貼り逃げとは、対面のポスター発表会で発表者が持ち場から離れることです。
リアルの場合は『トイレに行っていた』などの言い訳ができますが、オンライン発表では常時接続なので誤魔化はできません。

まとめ
今回はオンライン学会でのポスター発表のやり方をご紹介しました。
いかがだったでしょうか。ぜひ参考にしてもらえると幸いです。