公務員試験の農業土木対策を知りたい…
農業土木ってどんな仕事するのかな…
こんな疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
今回は農業土木公務員の仕事内容や試験対策をご紹介します。
農業土木の公務員とは?
結論から言いますと、公務員の技術職として農業に必要な水路やため池を作るのが農業土木職の役割です。
農業土木公務員になるには、地方公務員の技術職として採用されるのが必要です。
農業土木公務員の仕事内容
仕事内容は公務員なのでデスクワークが中心になります。
また、農業土木の技術職だからといって、職員が穴を掘ったり水路を作ることはありません。
企画や設計は民間の農業土木コンサルタントに外部委託します。
そして、得られた情報を基に民間の工事会社に発注し、土木工事を進めます。
主な仕事内容はこちらの通りです。
- 年度毎の予算管理
- 入札業者の決定
- 地元農家との調整
- 現地調査や施工管理
専門知識を活かしつつ、農業土木のスペシャリストとして業務を行います。
農業土木公務員をおすすめする理由
ここからは農業土木公務員をおすすめする理由を2つご紹介します。
- 倍率が低い
- 文系学生も応募できる
倍率が低い
一番のおすすめ理由は採用倍率が低いことです。
人気の公務員としては珍しく平均倍率は2倍程度です。
都道府県や年度によっては倍率1.0、受験者全員が合格という場合もあります。
地方公務員の行政職と比べると圧倒的に受かりやすいです。
公務員は職種によらず待遇は同じなので、農業土木職にチャレンジするのも選択肢のひとつです。

文系学生も応募できる
農業土木公務員の仕事内容はデスクワークが中心なので、文系学生でも試験に応募できます。
もちろん専門試験の勉強は必要ですが、倍率が高い行政職を狙うよりは勉強時間は少なくて済みます。
また、農業土木の理系学生は卒論や修論に追われて試験対策が不十分なことも多く、文系学生の独学でも十分差を埋められます。
農業土木の公務員試験対策
ここからは農業土木の公務員試験対策をご説明します。
試験科目と配点
都道府県によって詳細は変わりますが、『1次試験』『2次試験』の両方に合格して採用になります。
ポイントは『2次試験』の面接配点が高いことです。
高い専門性の人材よりも人物重視で採用されることを知っておきましょう。
筆記テストは『1次試験』を通過できればOKなので、最低限の勉強で無駄なく進めてください。
専門科目の内容
専門科目の出題分野は以下の通りです。
- 数学
- 応用力学
- 水理学
- 測量
- 農業水利
- 土地改良
- 農村環境整備
- 農業土木構造物
- 農業機械
- 農学一般
出題形式はマークシートタイプ、目標正解率は6割です。
専門科目の中で出題頻度が高い分野をマーキングしましたので、重点的に対策してください。
参考書と過去問
専門科目を勉強するときには過去問対策が大切です。
公式ホームページや研究室、ゼミのコネを活用して過去問収集を行ってください。
また、農業土木の参考書としては以下がおすすめになります。
初級中級土木職員 公務員採用試験問題と解説
この本に掲載された問題を解くことで、農業土木に必要な知識と解法をマスターできます。
コスパ良く試験勉強を進めたい人向けの一冊です。
農業土木職採用試験精選問題と解説
農業土木の演習用におすすめできる問題集です。
レベルの高い問題も載っているので、この段階まで理解が深まれば筆記試験でも高得点を取得できます。
まとめ
今回は農業土木公務員の仕事内容と試験内容をご紹介しました。
いかがだったでしょうかぜひ参考にしてもらえると幸いです。