内定を貰ったけどこの会社でいいのかな。
就職後に後悔しない選択をしたいな。
就活の最後に悩む方も多いのではないでしょうか。私の経験上、就活で一番大変なことは内定先を選ぶことです。
就活中はたくさんの企業が選択肢にありますが、内定を選ぶのは1社だけです。
「他の企業を選べばよかった…」と後悔しないためにも、今回は内定承諾前に確認するべき5つのポイントをご紹介します。
内定承諾前に確認したい5つのポイント
転勤があるかどうか
大学生のときには意識する人は少ないですが、転勤があるかどうかは意外と重要なポイントです。
理系学生に人気があるメーカーは工場や研究所、各支社など勤務地は全国にあります。大企業であれば海外転勤の可能性もあります。
OB訪問でこんな話を聞いてぞっとしてしまいました。
- 家を買ったら転勤を命じられた
- 子供が生まれたタイミングでの単身赴任
仕事や会社選びも大事ですが、バランスの取れた人生を送れる企業を選ぶことの方がずっと大事です。
ただ、現時点では未来のことはわかりません。
将来的には家を買ったり、家族が増えることもあると思います。今よりも少しだけ幅広い視野を持って内定先の企業をみてはどうでしょうか。
給料の昇給ペース
企業を選ぶポイントとして年収を基準とする学生もたくさんいます。
就職四季報や有価証券報告書の年収は従業員の平均ということは知っていますか。
平均年齢が30歳と40歳の企業では、年収を比較しても全く意味がありません。
大事なのは何歳の社員がいくら貰っているかという情報です。社員年齢に応じた年収データは公表されていないので、自ら調べる必要があります。
就活生が利用できる手段は以下の2つです。
- OB訪問
- 転職サイトの口コミ情報
OB訪問を実施するにはコネや人脈がないと厳しいです。
転職サイトでは、やる気さえあれば1社ずつ年齢と年収の関係を調査できます。無料の転職サイトの中では、情報量が多くレイアウトが見やすい「転職会議」がおすすめです。
所属や勤務地の決め方
内定先企業の「所属部署」「勤務地」は決まっていますか。
多くの企業では、所属部署が未定であるため勤務地も決められないという条件で内定を出します。
入社後の新人研修で適性を判断した上で、配属は決定すると言われてる人もいるはずです。正直な話だと、1ヶ月程度の研修で適性を見極められるとはおもいません。
希望とは異なる部署への配属や、本社勤務といわれていたが地方勤務が決定してしまい、後悔する新入社員が一定数いるのも事実です。
入社後に後悔することが無いように、採用時に所属部署や勤務地が決められている企業を選ぶことも大切だと思います。
キャリアプランの決め方
入社後のキャリアはどのように歩む予定でしょうか。
- 3年ごとのジョブローテーション
- 最初の配属後は部内での異動のみ
両極端な2つの例を出しましたが、企業によって社員の育成方法は全く違います。
ジョブローテーションがあれば、専門性は身につかないが配属リスクは低く、自分でも予想していない面白い職種を担当するかもしれません。
部署内での異動しかなければ、同じ業務を続けることで専門性は磨かれますし転勤はない可能性が高いです。ただ、採用時に配属が未定だと最初の配属のリスクが大きくなってしまいます。
キャリアプランの決め方は個人によって違うので、自分が求める内容とピッタリな企業を選べるといいですね。
景気の影響を受けやすいかどうか
学生は景気の良し悪しを実感する機会は少ないですが、企業にとっては影響が大きいです。
好景気のおかげで業績が調子よくて、バンバン給料を上げている会社もたくさんあります。
通常時のベース給料よりも多く出しているため、年収が高い企業と勘違いするかもしれませんが、一時的な年収アップに過ぎないということに注意してください。
景気変動を受けやすい業界や会社は、不景気になるとリストラや給料削減が容赦なく行われます。
気になる方はリーマンショックの時期にどれくらいボーナスが削減されたかを調べてみてください。
内定先の企業が景気変動を受けやすいかどうかを事前に知っておくことで、数十年後にこんなはずじゃなかったと後悔しなくて済むはずです。
内定先を選んだ根拠はワードに残しておこう!
複数企業から内定をもらったとしても、就活生の皆さんが選べる企業は1社だけです。
1社選んだ時の根拠や比較資料は是非ワードに残すことがおすすめです。
内定先が決まった後や入社後に「そういえば、なんでこの会社を選んだんだろう…」と思うことがあるかもしれません。
そういったときに「自分がこの企業を選んだんだ理由は〇〇だ。」という情報を見返してみてください。きっとフレッシュな気持ちが蘇るとおもいます。
まとめ
今回は内定先の企業を比較するときのポイントを紹介させて頂きました。いかがだったでしょうか。
ES作成や面接対策を乗り切ったおかげで手に入れた内定先の企業です。入社後に後悔がないように選んだ根拠を明確にしておくことが大切です。