研究室の帰宅時間ってどれくらいかな…
何時から何時まで研究するのかな…
理系学生の中にはこのような疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
今回は理系学生向けに研究室生活のスケジュールをご紹介します。
学部生の場合
多くの大学では4年生から研究室に所属します。
参考までに学部4年生の年間スケジュールはこちらになります。
- 4月:研究室配属
- 7月:院試
- 12月:中間発表
- 3月:卒論提出
研究室配属直後
研究室配属後はテーマに関する論文を読んだり、装置の使い方を学んだりします。
修士や博士学生がサポートしてくれることも多く、研究室に長時間居ることはありません。
大体17時くらいには帰宅していると思います。
院試
院試時期になると平日昼間は研究、平日夜・土日は院試勉強というリズムになります。
フリータイムを勉強時間として確保する必要があり、相当大変な時期と言えます。
卒論作成
院試が終わると、卒論提出に向けて徐々に研究が本格化していきます。
平均的な研究室だと朝は10時に来て、ランチを食べて、夕方18時に帰宅するというリズムになります。
もちろん、卒論提出の直前だと夜遅くや土日も研究しないと終わらないこともあります。
大学院生の場合
次に大学院生の研究室スケジュールをご説明します。
修士1年のスケジュール
修士1年は『大学院の講義』『研究』を両立させる時期です。
講義については修了要件にも関係するため、修士1年で取得してください。
というのも、修士2年になると就活が本格化します。
急に面接が入ったため、期末テストを受けられずに単位がとれなかったという事態にもなるからです。
修士1年では平日昼間の半分は講義、残り半分は研究というリズムです。
講義があるため朝9時には大学に行くこともあります。平日夜も20時くらいまでは研究室に居ることが多いです。
学会準備に追われる時期では、平日だけでは間に合わないので土日に研究室に行くこともあります。
修士2年のスケジュール
修士2年は『就活』『研究』を両立させる時期です。
就活
就活が本格化すると相当忙しくなります。大学院生の中でも一番キツイ時期とも言えます。
日中は面接やES作成を行い、夜になってようやく研究を進めるという生活リズムです。
就活時期の研究進捗については、指導教員の考え方次第で大きく変わります。
この辺りについては配属前の研究室見学時に教員に直接聞くのがおすすめです。
修論提出
就活が終わると修論提出に向けての追い込み時期になります。
学会発表をこなしつつ自分の研究を進めなければいけません。
平日は昼夜、土日も研究というハードスケジュールになることが多いです。
コアタイムの有無によって自由度は変わる
学部生と大学院生に分けて生活スケジュールをご紹介しましたが、ここまではコアタイム無の研究室の話です。
コアタイムとは『平日〇時~〇時までは研究室に来てください』というルールのことです。
ただし、全ての研究室にコアタイムがあるわけではありません。
一方、コアタイムが決められていると朝方夜型といった自由なリズムで研究ができなくなります。
まとめ
今回は研究室生活のスケジュールをご紹介しました。
いかがだったでしょうか。是非参考にしてもらえると幸いです。