クレペリン検査の練習用プリントが欲しい…
PDFって印刷できるのかな…
就活生の中にはこんな疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
今回は就活生向けに、内田クレペリン精神検査のテスト概要と解答方法をご説明します。
内田クレペリン検査とは
就活生なら誰でも受験するWebテスト。その中でも一風変わった試験が内田クレペリンです。
内田クレペリンは、日本・精神技術研究所が作成するペーパテストのことです。
採用活動では『流通・小売』『運輸』業界で実施されることが多いです。
試験構成
内田クレペリンの試験構成はこちらです。
科目名 | 問題数 | 制限時間 |
性格 | 1行につき116個の数字 | 前半15分+後半15分 |
内田クレペリンはどんな試験か
クレペリン検査のテスト概要をご説明します。
まず、問題用紙には1行につき116個の数字が書かれています。
受験者は左から右に向かって左右の数字の足し算を繰り返します。
1分が経過すると、監督員から声が掛かるので次の行の計算に移ります。
2行目以降も同じように足し算を繰り返します。
テストは前半15分の計算終了後に、休憩を5分はさみ、後半15分も同様に行われます。
計算結果はどのように診断されるのか
内田クレペリンではテスト後に、解答用紙の各行の最後尾を線で結び『作業曲線』を作成します。
受験者は作業曲線の『型』『作業量』の2点から性格を分析されます。
クレペリンの評価ポイントとは
クレペリンの結果は『作業曲線』で評価されるとご説明しましたが、ここからは具体的な評価ポイントを3つご紹介します。
作業量
1つ目の評価ポイントは作業量です。
作業量とは1分間当たりどれだけの数の足し算ができたかです。
クレペリンでは1行に116個の数字が書かれています。
前半と後半を合わせて全ての行で60個以上の計算ができることが高評価の目安になります。
作業量を測定することで受験者の処理能力を判断しています。
作業曲線の形
作業曲線の形も重要な評価要素になります。
作業曲線とは1分ごとの作業量の変化を曲線で表したものです。
特に大切な形が次の3つです。
- 前半の作業量がU字型
- 後半の作業量>前半の作業量
- 後半の作業量は最後になるに従い徐々に減る
イメージとしてはこんな形の作業曲線になるのが理想です。
前半と後半に分けてこの形が高評価とされるプロセスをご紹介します。
前半のプロセス
①序盤は脳の疲れもなく高い集中力を持つため作業量が多い
②中盤は徐々に疲労がたまり集中力が落ちるため作業量が減る
③終盤になると集中力が高まり作業量が増える
後半のプロセス
①前半の慣れ+休憩により1行目で最大の作業量を出す
②中盤は集中力低下により作業量が減る
③作業量の回復はせずに作業量が落ち込む
正答率
クレペリンでは1桁+1桁の単純な足し算を繰り返します。
簡単な計算だからこそミスをしない正確性が求められます。
正答率が低いと集中力が不足し性格や適性に問題ありと評価されてしまいます。
一方、慎重になりすぎると作業量が落ちてしまい、好ましい作業曲線が描けません。
作業量と正答率についてはバランスを考えながら進めるのが大切です。
作業曲線の定型と非定型
作業曲線が上記3つのポイントを満たすと『定型』、それ以外だと『非定型』とされます。
両者の違いはこのような評価として性格診断に反映されます。
- 定型:精神的に健康で仕事にムラが出ない
- 非定型:精神的に不安定で仕事にムラが出やすい
練習プリントのPDF用紙をダウンロードするには?
内田クレペリンを受験するときには事前に練習するのが大切になります。
初めてのクレペリン検査では定型曲線も上手く描けないはずです。
事前に練習を十分に行い、計算問題に慣れておけば本番での失敗もありません。
ネットに落ちている練習用のPDFをダウロードするのも良いですが、専用の就活本を使うのもおすすめです。
内田クレペリンが出題された企業
最後に過去の就活で内田クレペリンが出題された企業を紹介します。
以下の企業を受験予定の方は事前に対策を進めておきましょう。
- カスミ
- パソナ
- 近畿日本鉄道
- 北陸鉄道
- 小田急鉄道
Webテスト対策にはOfferBox
Webテスト対策では専用ツールを使うのがおすすめです。
就活ツール『Offerbox』では適性検査を無料受験できます。
ESなしでSPIや玉手箱に類似した問題を受けられるので、事前対策にはぴったり。
診断結果から就活に役立つアドバイスが貰えるので、自己PRにも活かせます。
まとめ
今回は内田クレペリンの対策方法ご紹介しました。
いかがだったでしょうか。是非参考にしてもらえると幸いです。