高専から編入には推薦制度もあるのかな…
成績悪いと推薦での編入は難しいの…
こんな疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
今回は高専から大学に編入するときの推薦制度についてご紹介します。
高専から大学への編入学について
高専から大学に編入するときの試験には以下3パターンがあります。
- ① 学力試験
- ② 推薦試験
- ③ 学力試験+推薦試験
各試験の詳細をご説明します。
学力試験での編入
学力試験とは筆記試験のことです。
高専での成績は関係なく筆記試験の点数でのみ合否判断がされます。
出願条件は特にありませんが、数学・英語・専門科目、大学によっては物理・化学の筆記試験を受験します。
英語についてはTOEICスコアを提出することを義務付けている大学もあります。
また、学力試験は編入生を受け入れているほぼ全ての大学で実施されます。
特に、豊橋技術科学大学は高専からの編入実績も多いので検討してみてください。
推薦試験での編入
各都道府県の地方国立大学では推薦試験での編入があります。
筆記試験を受ける必要がないので編入するための労力も大幅に減ります。
ですが、推薦を取るには高専での成績が重視されるため常に成績上位をキープする必要があります。
また、推薦の合格率は高めですが、旧帝大以上の難関大学には推薦試験はありません。
上位大学を目指す学生は学力試験での入学を目指してください。
学力試験+推薦試験での編入
学力試験と推薦試験を両方行うパターンもあります。
旧帝大はこのパターンの試験が多く、難易度も高いです。
高専の成績は足切りするための評価として使われ、試験の合否は当日の学力試験の結果で決まります。
推薦での編入について
推薦に必要な成績基準や席次
推薦を取るために必要な成績基準をご説明します。
高専によっても異なりますが、一般的にはこんな感じです。
- 旧帝大:上位5%
- 千葉大:上位10%
- 電通大・農工大:上位20%
- 技科大:上位30%
地域によって出願大学も変わりますので、偏差値が同じであれば同程度の成績基準が求められると覚えてください。
また、評価対象の時期は高専ごとに違いますので、4年生だけなのか、1~4年生の全ての成績になるのか、事前確認が必要です。
推薦試験で合格したい場合には、高専の定期試験に真剣に取り組み、評定を上げることが大切です。
推薦での編入のデメリット
推薦試験での編入はメリットばかりに見えますが、実はデメリットもあります。
それは、合格したら必ずその大学に進学しないといけないことです。
というのも、推薦試験で合格すると確約書の提出が求められ、一度、確約書を提出すると入学辞退は原則できません。
確約書を無視すると、高専と大学間との信頼関係に悪影響となり翌年以降は推薦対象外となるかもしれません。
成績が悪い学生は一般試験で編入する
推薦入試のメリット・デメリットをご紹介しましたが、選択できるのは高専での評定が優れている人です。
成績が良くない学生は早々に推薦試験から切り替えて、一般での学力試験で編入を狙うようにしてください。
まとめ
今回は高専から大学に編入するときの推薦試験をご紹介しました。
いかがだったでしょうか。是非参考にしてもらえると幸いです。