研究職は転勤多いのかな…
異動はどれくらいあるの…
こんな疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
今回は研究職の転勤、異動の情報についてご紹介します。
研究職の転勤は多いの?
研究職の転勤はそれほど多くないですが、絶対に転勤なしというわけでもありません。
下記3種類についてご紹介します。
- 研究所移動
- 職種変更
- 海外研究所への留学
研究所移動
研究所移動のために転勤が発生するパターンです。
国内に複数の研究所を持っている企業の場合、関東と関西に1箇所ずつというのが多いです。
もし研究所の変更が出ると、通勤は難しいので転勤が発生します。
また、新しい研究所が作られたり、古い研究所が閉鎖されたりといった理由で研究所が変わることもあります。

職種変更
研究職から別の職種に異動すると、転勤が発生することがあります。
異動については後程説明しますが、研究所と本社、工場はそれぞれ別の場所のことが多いです。
職種に加えて勤務地も変わると、働く環境は大きく変わります。
海外研究所への留学
研究職の中には海外研究所へ留学する人もいます。
最先端の技術を身に付けたり、海外技術者との交流が主な目的です。
研究者としてのキャリアを積むのであれば、海外留学は貴重な経験になります。
ただし、企業で働く研究職からは人気のポジションなので中々チャンスが回ってこないのは注意点です。

研究職の異動はどれくらい?
結論から言いますと、研究職の異動は思っていたよりも多いです。
研究職で入社したからといって一生研究だけを続ける人はほとんどいません。
というのも、出世のためには研究以外の他分野の知識や視点を得ることが求められるからです。
研究職の異動パターン
技術職で研究者として働いているときの異動パターンは下記のとおりです。
- 研究職での分野変更
- 開発職への異動
- 生産技術職への異動
- 知財への異動
- 技術営業、広報、人事への異動
研究職での分野変更
研究職はそのままですが対象分野が異なるパターンです。
たとえば、薬品の研究をしていた人が化粧品の研究に変更という感じです。
研究職としての仕事の進め方は変わりませんが、新しい分野の知識をゼロから学ばなければいけません。

開発職への異動
仕事の分野は変わらずに職種が変更となる場合です。
知識は異動先でも使えますが、職種が変わると仕事内容も異なるので仕事の進め方は学び直しが必要です。
基礎研究で数年の経験を積んだ後に、開発部門へ異動になることは結構多いです。
研究と開発はR&D職として一緒にしている企業もあるので、開発職への異動は今後のキャリアステップにも活かせると思います。

生産技術職への異動
化学工学系や機電系の研究職の人が当てはまる異動です。
安定稼働が求められる生産技術職なので、全体的なマネジメント力が求められるなど、仕事の進め方も大きく変わります。
知財への異動
特許担当の知財への異動も珍しくないケースです。
研究経験がある人であれば、特許を読んだときにどれくらいすごいかを肌感覚でわかるはずです。
知財でも常に勉強を続けることが求められますが、その点は研究職とも変わりありません。
将来的には弁理士の資格を取って手に職を付けることも可能です。
技術営業、広報、人事への異動
技術系の職種以外では、技術営業や広報、人事への異動も多少はあります。
いずれのポジションでも、研究がわかる人が重宝されます。
また出世には色々な部署の視点を持つことが大切なので、他部署での仕事経験は今後のキャリアにも役に立つはずです。
まとめ
今回は研究職の異動と転勤についてご紹介しました。
いかがだったでしょうか。ぜひ参考にしてもらえると幸いです。