官庁訪問対策はどうすればいいのかな…
政策課題討議試験の情報を知りたい…
こんな疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
今回は国家公務員を検討している方向けに試験対策の情報をご紹介します。
国家公務員の採用ステップについて
総合職院卒と一般職大卒の採用フローはこんな感じです。
〇総合職院卒
- 受験申込
- 一次試験
- 官庁個別業務説明会
- 二次試験
- 政策課題討議試験・人物試験
- 最終合格発表
- 官庁訪問予約
- 官庁訪問第1クール
- 官庁訪問第2クール
- 官庁訪問第3クール
- 官庁訪問第4クール
- 内々定
〇一般職大卒
- 受験申込
- 一次試験
- 官庁個別業務説明会
- 人物試験
- 官庁訪問予約
- 官庁訪問第1回目
- 官庁訪問第2回目
- 最終合格
- 内々定
基本的には総合職院卒・一般職大卒は同じ流れになります。
今回はその中でも『業務説明会』『政策課題討議試験』『官庁訪問』の詳細をご紹介します。
採用フローについてはこちらの記事にまとめています。
業務説明会とは
省庁独自で実施する『個別業務説明会』と人事院主催の『合同業務説明会』の2つがあります。
官庁個別業務説明会について
各省庁が職場で開催するのが官庁個別業務説明会です。
スケジュールは1次試験合格発表の翌週以降であり、参加には電話予約が必須です。
また、業務説明会という名称ですが実質は選考そのものです。
省庁の担当者が質問記録や参加態度をメモしており、優秀と評価された学生は次のステップに進むことができます。
省庁によっては説明会の開始前後に志望動機や自己PRを記入する場合もあります。
官庁合同業務説明会について
人事院が主催するのは官庁合同業務説明会になります。
複数の省庁が同じ会場に集まり簡単な業務説明を行います。学生にとっては色々な省庁の業務内容を一度に聞ける場になります。
スケジュールとしては1次試験の合格発表後すぐに開催されます。
官庁個別業務説明会とは異なり電話での予約も不要になります。
官庁合同業務説明会は参加することに意味がありますので、意欲が高いことをアピールしましょう。
政策課題討議試験・人物試験とは
ここからは、政策課題討議試験と人物試験の詳細をご説明ます。
まず総合職院卒と一般職大卒によって試験区分が異なることを理解してください。
- 総合職院卒:政策課題討議試験+人物試験
- 一般職大卒:人物試験
『政策課題討議試験』では社会問題に対して国としてどのような施策を打つべきかを5人程度のグループワークで行います。
制限時間も30分程度なので基本的には民間就活のグループワークと同じやり方でOKです。
つぎに、『人物試験』とは個人面接のことです。
総合職院卒と一般職大卒の両方で行われ、制限時間は20分程度の基本的な面接になります。
国家公務員の志望動機、学生時代頑張ったこと、など、民間企業の面接と同じ内容が聞かれます。
官庁訪問とは
ここからは、官庁訪問に関する情報をご説明します。
官庁訪問とは各省庁が独自で実施する面接のことです。
総合職の官庁訪問は第1クール~第4クールまであり、各クールで3回程度の面接があります。
これだけ面接回数が多いにも関わらず、内々定をもらうには全クールの面接を通過しなければいけません。
一般職での官庁訪問は2回程度行われるのが通例です。総合職同様に、全ての面接を通過してはじめて内々定をもらえます。
総合職・一般職問わずに、官庁訪問では早い日程を予約するのがおすすめです。
できるだけ早い日程で実施すれば、面接官に志望意欲が高いことも伝えられるはずです。
まとめ
今回は国家公務員の採用に関して官庁訪問や説明会の情報をご紹介しました。
いかがだったでしょうか。是非参考にしてもらえると幸いです。