編入試験の化学ってどんな参考書を使えばいいのかな…
化学対策の勉強方法を知りたい…
こんな疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
今回は編入試験の化学で使うおすすめ参考書・問題集をご紹介します。
編入試験の化学とは
大学編入試験の化学では以下の分野が出題範囲です。
- 有機化学
- 無機化学
- 分析化学
- 物理化学
基本的には有機化学・無機化学からは各大問1つ、それ以外で大問1つが出題されます。
効率的に勉強を進めるには有機化学・無機化学を重点的に対策するのが大切です。
志望大学の過去問分析を行い、分析化学と物理化学のどちらの出題実績が多いかも確認してください。
高校化学の総復習
編入の化学対策は高校化学の復習から始めて下さい。
化学は積み重ねが重要な分野なので、高校化学を理解していないと途中でつまずく可能性が高くなります。
ここからは、高専で化学を習っていないけど編入試験で化学を選択する学生向けにおすすめ参考書をご紹介します。
理系大学受験 化学の新研究
高校化学のバイブル的な存在で充実した解説が魅力的な参考書です。
ただし、700ページ以上もあるため全部を読むのではなく、問題演習で分からない箇所があったら調べるように使ってください。
辞書的な役割として買って損はない一冊です。
実戦化学重要問題集
大学受験では一番人気がある化学の問題集です。
定番問題が多数載っているので高校化学の総復習にはぴったりです。
有機化学のおすすめ参考書・問題集とは?
ここからは大学での学習範囲を網羅する参考書と問題集をご紹介します。
マクマリー有機化学
有機化学の授業では指定教科書にも選ばれる参考書です。
本書だけでは問題が解けるようにはなりませんが、有機化学に必要な知識を一気に学ぶことができます。
有機化学の勉強では始めに使ってほしい一冊です。
有機化学演習―基本から大学院入試まで
出版年が新しくレイアウトも見やすい問題集です。
解説も充実しているので、有機化学が苦手な学生が独学で勉強するときにも使えます。
演習 有機化学
有機化学で問題演習をこなしたいときにおすすめの本です。
掲載されている問題数が多く、頻出分野を重点的に学習するときにも役立ちます。
ただし、出版年が古くて解答・解説の一部が間違っている箇所もあるので注意してください。
無機化学のおすすめ参考書・問題集とは?
無機化学については2冊をご紹介します。
演習無機化学
編入試験の無機化学では一番おすすめの参考書です。
おすすめポイントは出版年が新しいためレイアウトが見やすく使い勝手が良いことです。
解説も丁寧に記載されているので無機化学を勉強するときの1冊目としても利用できます。
無機化学演習―大学院入試問題を中心に
院試の過去問が多数掲載されている問題集です。
編入試験で必要な知識は本書をマスターすれば自然と身に付きます。
標準的な難易度の良問が章ごとにまとまっているので、無駄なく無機化学の勉強が進みます。
分析化学のおすすめ参考書・問題集とは?
分析化学は出題頻度があまり高くないため、時間をかけずに素早く対策するのが大切です。
基礎分析化学演習
分析化学対策の問題集としては一番おすすめできる本です。
講義の指定教科書にも採用されており、初学者が独学で勉強するときにも利用できます。
本書に載っている問題を理解できれば、編入試験の分析化学対策は十分だと思います。
クリスチャン分析化学
分からないことがあったときに調べられる辞書的な役割の参考書です。
多くの例題に加えて、図表も充実しているため、内容が整った構成になっています。
ただし、本書は約500ページにもなるため、時間をかけずに素早く対策をするときには全範囲に取り組む必要はありません。
疑問点を解消するときに調べるといった使い方がおすすめです。
物理化学のおすすめ参考書・問題集とは?
演習 物理化学
物理化学を短時間で対策したい人向けの問題集です。
標準的な良問が多数掲載されているので、問題演習量をこなしたいときにも使えます。
アトキンスシリーズ
大学の学部講義でも使うこと多い「アトキンスシリーズ」です。
レベルが高い参考書ですが、物理化学の学習に必要な知識を網羅しています。
化学が得意な学生が物理化学で満点を狙うときにおすすめの参考書です。
まとめ
今回は編入試験の化学に関するおすすめ参考書と問題集をご紹介しました。
いかがだったでしょうか。是非参考にしてもらえると幸いです。