人事が何を考えているのだろうか…
就活で人事の人と仲良くなる方法を知りたい…
こんな悩みを持つ方もいるのではないでしょうか。
今回は就活生向けに人事担当者との付き合い方ををご紹介します。
企業の人事担当がどのような目標で採用活動を進めているかもご説明します。
人事と仲良くするのはNG
人事との付き合い方がわからずに困る…という就活生もいるはずです。
結論から言いますと、採用では人事担当者と仲良くするのは得策とはいえません。
無意識に媚を売ってしまうから
人事と仲良くなろうとすると、必ず媚を売るような態度になります。
自分では無認識だったとしても人事に気に入られようとすると、少なからず不自然な言動を取ってしまいます。
偽りの自分を演じていると、就活中は異常に疲労感が溜まります。
- 説明会で的外れの質問をしてしまう
- 人事担当と無駄話をしてしまう
こんな様子を見たこともあるのではないでしょうか。
人事も媚売りする学生は好まないので、見抜かれるとマイナス評価が付けられます。
そんな事態を防ぐためにも、就活中は人事と仲良くせずに普段と同じように振る舞ってください。
人事との交流が多い説明会やインターンは要注意
就活中は自分本来の良さを出すことが大切です。
偽りの状態で内定を貰っても入社後にこんなはずじゃなかった…と後悔してしまいます。
また、会社説明会中にインターン経験者が人事と仲良く話す場面を見たこともあるのではないでしょうか。
情報収集のためであれば有益なのですが、大体の場合は近況報告や雑談をしているに過ぎません。
人事も学生と無駄話をするほど暇ではありません。
『自分は人事と仲が良いので採用でも有利になるだろう…』と思っていると、1次面接で即不合格になります。
というのも、面接の合否は人事との仲良し具合で決まるわけではないからです。
面接では入社後に自社に利益をもたらすか、チームとして一緒に働けるか、などが総合的に判断されます。
就活生が会う人事は採用担当
就活生にとっては人事=採用担当になりますが、企業の人事にはいくつかの役割があります。
- 新卒採用
- 中途採用
- 人材育成担当
- 労務担当
会社によって名称は異なりますし、役割を兼務することもあります。
まずは各担当の詳細な仕事内容をご説明します。
新卒採用の人事担当は就活生との直接の窓口となります。
同じ流れで中途採用の人事は、中途社員や契約社員の採用を担当します。
人材育成担当の人事は、社内の評価制度や研修、人員配置計画を作成します。
労務担当の業務は勤怠管理や福利厚生、給与を担当することが多いです。
新卒採用担当のノルマは『エントリー数』『内定辞退率』
就活生にとっては貴重なアドバイスをくれる人事ですが、彼らも会社に雇われているサラリーマンのひとりです。
業務にあたっては必ずノルマがあります。
- エントリー数
- 内定辞退率
この2つの数字を良くすることが人事担当の仕事になります。
たとえば、去年のエントリー数が10,000人であれば、今年は10,0001人を目標に設定します。
同様に、内定辞退率も去年より下げることを目標として掲げることが多いです。
就活では人事にも業務目標が課せられていることを忘れないようにしてください。
時と場合によっては必ずしも就活生にとってプラスとなる話をできるわけではありません。
採用担当の悩み
どの企業の採用担当も同じ悩みを抱えています。以下の学生の場合はどちらに内定を出すのでしょうか。
- 優秀だが辞退する可能性が高い学生
- 普通だが確実に入社する学生
どちらの学生に内定を出すかは人事担当の採用方針によって変わります。
たとえば、採用ノルマが厳しい企業を想定してみます。
人事の仕事は採用でのエントリー数と内定辞退率で評価されるため、『普通だが確実に入社する学生』に内定を出す傾向が高くなります。
この内容を理解していれば、面接で高評価をもらうには入社意欲が高いことをアピールするのが大切といえます。
まとめ
今回は人事担当者との付き合い方をご紹介しました。
いかがだったでしょうか。是非参考にしてもらえると幸いです。