理系就活では普通の面接だけでなく、研究内容に特化した技術面接があります。質問内容は「研究に関すること」がメインです。
今回は、面接で絶対に聞かれる研究内容に関する質問例とその対策方法を紹介します。
技術面接とは
技術面接とは、理系就活の1次面接や2次面接で実施される「研究内容を深堀する面接」のこと。学生から人気のある企業、特にメーカの技術職で行われます。
ただし、最終面接に関しては、研究だけでなく志望動機や頑張ったことも尋ねる「普通の面接」で評価されることが多いです。
面接時間について
技術面接の実施時間は、15分-45分程度です。グループ面接だけでなく、個人面接のこともあります。
面接官について
技術面接では、技術系の社員が面接の主担当です。複数の社員がいることもあれば、人事が同席していることもあります。
研究テーマを説明するときは、要注意です。
面接官は理系出身の技術者と言えども、研究内容に関しては素人同然です。よく言われることですが、小学生でも理解できる説明が求められます。
技術面接で聞かれる研究の頻出質問とは?
面接中に全ての研究内容を口頭で伝えることは難しいので、事前に研究概要としてESに記入をします。

面接官は提出済みの研究概要を理解した上で、学生に質問をします。
質問を作るときには「ESからは理解できなかったこと」「突っ込まれたら嫌がりそうなこと」を重要な視点としているはずです。
なぜその研究テーマを選んだのか
面接官は、学生が選択する際の基準を知りたがります。
無数にある研究室・研究テーマの中で「なぜ、そのテーマなのか?」を論理的に説明できるように頭の中を整理しましょう。
筆者の場合は、「昔から〇〇分野に興味があった。」⇒「○○分野に関する最先端の研究に携わりたかった。」という超普通の選択理由で面接を乗り切りました。

研究のオリジナリティはどこか
大学の研究は代々引き継がれているものがほとんどです。
何年、何十年も続いている似たような研究テーマの中で「自分が貢献したのはどの部分か」「どこを改善したのか」を明確に伝える必要があります。
就活の時期には「よい研究成果が出ていない」学生もいると思いますが、大丈夫です。
オリジナリティは「研究で最も苦労した点」にきっとあらわれているはず。
大学・大学院の研究は難しく、多くの学生が失敗します。自分自身が苦労した点について、もう一度振り返ってみてください。

将来的にどのように役立つのか
「長期的な視野を持って研究に取り組んでいるのか」は面接官も気になるはずです。
研究に没頭している学生ほど、視野が狭くなりがちなので注意してください。
研究がうまくいくと、将来的には「どの分野でどのように活躍できるのか」を常に考えておくことが大切です。
研究はチームで取り組んでいるのか
企業で働くと1人での仕事はほとんどありません。
だからこそ、「チームで取り組むことが得意かどうか」が聞かれます。
指導教員の方針によっては、独立したテーマに取り組んでいる学生もいるはずです。
しかし、研究室に所属している以上は必ずチームとしての関わりがあるはずなので、しっかりアピールしましょう。
まとめ
就活の技術面接の内容をご紹介しました。いかがだったでしょうか。
筆者が考える「技術面接で大切なこと」は以下の4つです。参考にしてみてください。
- 研究テーマ選択の理由
- 自分自身のオリジナリティ
- 研究の将来性
- チームでの取り組み
