複数合格したときの併願先の辞退方法を知りたい…
メールはどんな風に書いたらいいのかな…
こんな疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
今回は大学院入試で複数から合格をもらったときに併願先を辞退する方法をご紹介します。
大学院合格後の辞退はできるのか
複数から院試合格をもらったときには進学しない大学院は辞退可能です。
ただし、推薦入試で院試を受けて合格すると辞退できない可能性があります。
入学前提を条件にすることで合格率を上げるのが推薦入試です。
辞退する場合には指導教員や学生課との相談が必須になるといえます。

入学辞退の連絡はいつするのか
複数大学院から合格をもらった後に入学辞退の連絡するタイミングをご説明します。
第1志望の大学院から合格をもらったとき
院試では日程が被らなければ複数校を受験できます。
合格発表の時期にもよりますが、併願先の滑り止めを抑えた状態で第1志望に合格できるのが最善です。
第1志望の大学院に合格できれば、他の大学院は辞退するようにしましょう。
就職先が決まったとき
公務員や民間就職と並行して院試受験を進める学生もいます。
公務員試験は8月、民間就職は6月以降に進路が決まるスケジュールです。
院試の合格発表は8月・9月が多いので、それ以降に公務員や民間就職が決まることもあります。
別の進路が決まれば早急に大学院入学は辞退するようにしてください。
辞退するときの手続き方法
院試合格後には大学から合格通知書をもらいます。
多くの大学では通知書と一緒に入学手続きの案内が同封されています。
大切なのは辞退するときの手続き方法についてです。
- 入学辞退するときは1ヶ月以内に申し出ること
- 大学教務課に辞退の連絡をすること
など、辞退に関する手続きが詳細に書かれています。

入学辞退を決意したら早急に連絡するのが大切
大学院の入学辞退を決意したらすぐに連絡してください。
理由は2つあります。
- 繰上合格の可能性
- 辞退先の教授との良好な関係性
繰上合格者が出るかもしれないから
院試では合格人数が決まっているため、辞退者が出ると繰上合格が出る可能性があります。
夏院試で定員が埋まらなかった場合には、秋や冬に院試を実施することもあります。
他の受験生に迷惑をかけないためにも、辞退が決まったらすぐに連絡するのが大切です。
教授との良好な関係を保つため
辞退先の研究室と似た分野に進学する場合は、将来的に学会やセミナーで教授と顔を合わせることがあります。
研究分野は思ったよりも狭い業界です。
もし、配属予定の学生が不誠実な態度で辞退すると、教授からは悪い印象を持たれてしまいます。
将来的に関わる可能性があるかもしれないので辞退が決まったら早急に連絡するのが大切です。
併願先への入学辞退のメールの書き方
辞退する大学院にはどんな連絡すればいいのかな…と不安になる方もいると思います。
ここからは使い回しができるテンプレートをご紹介します。
大学学生課へのメール文章
大学学生課への辞退メールには事務手続きのためにも必要です。
辞退することで定員枠に空きが出るため、繰上合格の対象者が出るかもしれません。
【件名 大学院入試の辞退について】
○○大学 学生課 担当者様
お世話になります。〇〇大学の大学院入試を受けた(所属大学)の(名前)と申します。
貴学の大学院入試を受けて合格通知を受け取りましたが、第1志望の大学院に合格したため、大変申し訳ありませんが、辞退させて頂きたく、ご連絡致しました。
お手数をお掛けしますが、どうぞよろしくお願いします。
(名前)
配属予定の教授へのメール文章
進学していれば指導教員になったであろう教授にも辞退メールは出すようにしてください。
既にご紹介しましたが、研究分野は思ったよりも狭い業界です。
将来的に関わる可能性もあるため、教授とは良好な関係を築くことが大切になります。
【件名 大学院入試の辞退について】
○○大学 〇〇先生
お世話になります。〇〇大学の大学院入試を受けた(所属大学)の(名前)と申します。
この度、大学院入試を受けて合格することができました。
しかし、他大学の興味のある研究室も受験しており、大変悩んだ結果、そちらに進学することに致しました。
研究室訪問では親切にご対応頂いたにも関わらず、このような連絡となり大変申し訳ござません。
尚、大学学生課には別途メールを差し上げております。
お手数をお掛けしますが、どうぞよろしくお願いします。
(名前)
まとめ
今回は院試合格後の辞退方法をご紹介しました。
いかがだったでしょうか。是非参考にしてもらえると幸いです。