玉手箱やWeb-CABの法則性って難しそう…
CAB規則性はどうやって対策すればいいの…
こんな疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
今回はWeb-CABの対策方法をご紹介します。
WEB-CABとは?
日本SHL社が制作する採用テストがCAB(キャブ)です。
ペーパーテストの『CAB』と自宅受験型Webテストの『Web-CAB』があります。
最近の就活ではWeb-CABを実施する企業が増えています。
とくに、SEやプログラマー等のコンピューター職での採用に多く使われています。
WEB-CABの試験科目と制限時間
Web-CABの試験科目と制限時間は以下のとおりです。
科目名 | テスト時間 | 問題数 |
四則逆算テスト | 9分 | 50問 |
法則性テスト | 12分 | 30問 |
命令表テスト | 15分 | 36問 |
暗号テスト | 16分 | 30問 |
パーソナリティ | 20分 | 68問 |
SPIとは出題形式も異なり、数学のセンスを見るような論理的思考力に関する設問が多いです。
Web-CABの特徴
Web-CABを受験する時に知っておきたい大切な情報を3つご紹介します。
- 能力テスト4分野を一気に解く必要はない
- 未回答では次に進めないし、戻るのも不可
- 制限時間が厳しい
他の試験と違うことは、能力テスト4分野を一気に解く必要が無いことです。
受験期間中であれば一時中断や再開はいつでも可能です。
スキマ時間で受けるのも良し、集中力が切れないようにコツコツ進めることもできます。
ただし、1つの分野の回答途中で止めることはできないので注意してください。
また、全分野共通で制限時間内に全問回答するには時間が足りないです。
正解できそうな問題には時間を使い、難しそうであればスキップするような作戦を考えておきましょう。
WEB-CABの見分け方
科目名と動作テスト
Webテスト対策を効率的に進めるには、事前にどの種類が出題されるかを知ることが大切です。
WEB-CABの見分け方としては、受験画面での科目名と動作テスト表示がポイントになります。
- 四則逆算テスト
- 法則性テスト
- 命令表テスト
- 暗号テスト
これらが表示されていれば、Web-CABが出題される可能性が高いです。
また、『動作テスト』が本試験前に行われるのもWeb-CABの特徴になるので覚えておきましょう。
>> Webテストの種類:ログイン画面や受験案内、URLで見分ける方法
Web-CABの対策とコツ
正直、Web-CABを初見で解くのは相当難しいです。
出題傾向が特殊な問題が多いので、ここから紹介する情報を基に対策を進めてください。
四則逆算テストの対策
四則逆算テストでは、先に進むと問題の難易度も上がるので時間配分が重要です。
最初の簡単な問題は素早く解くようにし、後半には制限時間を残しておきましょう。
また、小数や分数の計算では正確な電卓の使い方が求められます。
自宅受験型のWebテストでは関数電卓を使うと、計算の幅が広がるのでおすすめです。
法則性テストの対策
5つの図形が法則に従い並んでいて、その中の空欄になっている1つの箇所に当てはまる図形を選ぶ問題です。
1問あたりの時間が非常に短いので、事前の対策が重要になります。
法則性分野の対策を4つご説明します。
法則性発見が大切
法則性を発見するためのコツはこちらです。
- 空欄が右側:左側から変化をみる
- 空欄が左側:右側から変化をみる
- 空欄が中央:左右から変化をみる
図形がたくさんある側から考えることが法則を見つけるためのポイントです。
複数の法則性に注意
簡単な設問では『黒い点が時計周りに移動』という法則がひとつあるだけです。
しかし、難易度が高くなるにつれて法則性が2つ、3つと組み合わせて出題されます。
後半では複数の法則が出題されることを頭に入れて解答してください。
頻出法則を理解
頻出法則を知ることは事前準備として大切になります。
これらは覚えておいて損はない法則性の一覧です。
- 図形が四隅を順に移動、左右を移動
- 図形の向きが一定角度で回転
- 図形の形が交互に変化
- 図形や線が一定数で増減
- 塗りつぶしが白黒変化
- 内側と外側の図形が入れ替わる
また、複数の答えが考えられる場合は、単純な法則によって導ける選択肢が正解になるので注意してください。
サイコロ問題はモデルで検証
サイコロが転がるときの法則性が出題されることがあります。
サイコロ面には数字だけでなく、記号や文字、絵柄などが書かれています。
おすすめの対策方法としては、目の入っていないサイコロを紙で作成しておくことです。
そうすれば、テスト中に指定された記号や文字を実際に書き込み、サイコロを転がすだけで簡単に回答できます。
TG-Webで正八面体の展開図が出題されるときにも、モデルを作成して解くのがおすすめです。
命令表テストの対策
10種類の命令記号によって図形を変化させる設問が出題されます。
設問は『縦に並べられた箱の中の図形』と『円の中の命令記号』で構成され、上の箱から順に命令を実行します。
そして、最終的にすべての命令を実行した結果の図形を5つの選択肢から選ぶ形式です。
命令表テストで役立つコツを6つご説明します。
白紙に図形と命令記号を書き写す
法則性の問題は、紙に命令を書き込みながら解くのがポイントです。
Web-CABのパソコン画面では直接メモを取れないので、最初は白紙に図形と命令記号を書き写す作業をしてください。
『取り消し命令』は最初に実行
取り消し命令がある場合は、最初に実行するのが大切です。
というのも、取り消される命令を実行する必要がなくなるため、作業ボリュームが減るからです。
『逆さま命令』は余白に結果を書く
上下・左右の逆さま命令は、元の図形の余白に命令実行後の図形を書き込んでください。
視覚的に絵を描くことで命令実行後の図形が理解しやすくなります。
『図形を消す命令』は消された図形を斜線で消す
図形を消す命令は、消された図形を斜線で消すようにしてください。
図形の数が減ることで検討するべき内容も少なくなります。
『図形の順番を入れ替える命令』は順番や矢印を書く
順番を入れ替える命令は、順番を書くまたは矢印で図示するとわかりやすいです。
自分が理解できれば良いので使いやすい方法を試してみて下さい。
1番上の図形から順番に選択肢を探す
最後に、1番上の図形と一致する選択肢に〇をつけて、〇の付いた選択肢を対象に2番目以降の検討作業に入ります。
一致しない箇所があった選択肢はすぐに除外して候補から外してください。
なお、絞り込むのは上から順番ではなくて大丈夫なので、設問に応じて臨機応変に切り替えてみて下さい。
Webテスト対策にはOfferBox
Webテスト対策では専用ツールを使うのがおすすめです。
就活ツール『Offerbox』では適性検査を無料受験できます。
ESなしでSPIや玉手箱に類似した問題を受けられるので、事前対策にはぴったり。
診断結果から就活に役立つアドバイスが貰えるので、自己PRにも活かせます。
まとめ
今回はWeb-CABの対策方法をご紹介しました。
いかがだったでしょうか。是非参考にしてもらえると幸いです。