高専からの編入試験のスケジュールを知りたい…
試験日程はいつなのかな…
こんな疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
今回は大学編入試験に合格するためにはいつから勉強すればよいかをご紹介します。
大学編入試験の日程と期間
まずは高専からの編入試験のスケジュールをご説明します。
- 6月:推薦試験
- 7月~9月一般試験
- 9月:後期試験
該当する試験によって受験のタイミングが異なります。
5年生の6月:推薦試験
編入の推薦試験は高専5年生の6月頃からスタートします。
推薦試験では自分の成績で合格できるかを判断するのが大切です。
というのも、推薦試験での不合格はモチベーション低下や勉強時間の不足にもつながるからです。
成績が良くない場合には、推薦試験を受けずに一般試験のみでエントリーする方が合格確率も上がります。
5年生の7月~9月:一般試験
推薦試験が終了すると一般試験がスタートします。
高専5年生の7月~9月のスケジュールで行われることが多いです。
編入試験のメリットで説明しているように、試験日程が被らなければ複数大学を受験することも可能です。
事前に各大学の編入テストの日程を確認してください。
5年生の9月以降:後期試験
ほどんどの大学では9月までに編入試験は終わりますが、一部の大学では後期試験を実施しています。
定員が少ないので合格倍率は高いですが、欠員補充のために募集をかける大学もあるので調べてみて下さい。
編入試験の勉強時間・いつから始めるべきか?
高専生が編入試験に合格するためには勉強スケジュールを立てるのが大切です。
特に、推薦試験・一般試験のどちらで合格を狙うかを決めるとスケジュールも立てやすくなります。
推薦狙いの学生は定期試験に力を入れる
推薦試験で編入するためには高専内での受験資格を得る必要があります。
- 評定平均が80点以上
- 評定平均がクラスで上位10%以内
など、各高専で詳細な基準が決められています。
高い評定を獲得するには低学年から定期試験対策を重視するのが大切です。
ただし、編入で推薦入試を実施している大学は限られていて旧帝大では推薦入試はありません。
自分がどの大学に編入したいかを決めた上で、推薦入試・一般入試のどちらで合格を狙うかを検討してください。
一般狙いの学生は低学年で単位を稼ぐ
一般入試で合格するためには編入試験で合格点を取る必要があります。
高専での成績は合否に関係ありません。
このため、低学年で単位数を稼ぎ、4年生以降は試験勉強に時間を費やせるように準備するのが大切です。
4年生以降はレポート提出も多くなるため、何も考えていないと高専の課題に追われてしまい、試験勉強の時間を確保できなくなるので注意してください。
また、高専では資格検定による単位取得のルートもあります。
これは特定の資格を取得すれば卒業単位に変換できる制度です。
試験勉強は4年の5月にスタート
大学編入試験に合格するには4年生の5月が勉強スタートのタイミングとなります。
試験開始までは約1年あり、平日・土日を平均して、毎日5時間勉強すると1,800時間を確保できます。
1日5時間 × 365日 = 1,825時間 が合格に必要な勉強時間です。
編入試験のTOEIC対策
編入試験のTOEIC対策でも紹介したように、英語試験ではTOEICスコアの提出が求められることもあります。
試験日が限られている外部機関のテストなので事前に受験スケジュールを検討しなければなりません。
TOEICは複数回受験すると感覚もつかめてくるので、簡単に点数アップができるはずです。
編入試験の過去問対策
効率的に編入試験勉強を進めるためには過去問対策が重要です。
先輩にもらうのも良し、友達にもらうのも良し、必ず過去問を入手して勉強に取り組んでください。
同じような問題が出題されることも多いので、過去問対策をしていないと合格するのは難しいといえます。
編入試験に落ちる人の特徴
編入試験で必要な勉強時間については大体の目安を理解できたと思います。
ここからは試験勉強が上手くいかずに不合格になってしまう人の特徴を2つご紹介します。
過去問を無視している
編入試験で大切なのは過去問分析を行い傾向をつかむことです。
似たような問題が出題されることも多いので、過去問対策をしていれば効率的に勉強も進みます。
一方、編入試験の勉強が上手くいかない人の特徴は市販の問題集を解き続けていることです。
各大学の問題制作者が好む出題分野を勉強しなければ、試験対策としては不十分です。
一人で勉強し続ける
編入試験では情報収集が大切になります。
友達と協力することで模範解答の作成、過去問の入手など、編入試験対策が効率的に進みます。
逆に、独りでの勉強は効率が悪く、時間をかけたのに進みが悪いという状況に陥りやすいです。
まとめ
今回は大学編入試験の勉強タイミングをご紹介しました。
いかがだったでしょうか。是非参考にしてもらえると幸いです。