就活の動画ってどんな風に撮ればいいのかな…
動画エントリーの具体例を知りたい…
就活生の中にはこんな疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
今回は就活本番やインターン選考で求められる動画エントリーの対策方法をご紹介します。
動画にふさわしい服装や取り方もご説明します。
自己PRや自己紹介動画が近年流行っているわけ
最近の就活では、インターンシップや本選考のエントリー時に動画を送るように指定する企業が増えています。
まずは動画選考が流行っている理由を3つご説明します。
アメリカでの採用実績があるから
動画選考はアメリカで取り入れられて一定の実績を残しています。
というのも、国土が広いアメリカでは移動に時間がかかるため、面接もWEBで行うことが多く、一貫として動画選考が普及しています。
ここ最近は日本の就活も変わりつつあり、採用方法を見直している企業では動画選考が実施され始めています。
人事担当者の業務効率化のため
大企業や人気企業の就活では、何万人もの就活生がエントリーします。
従来のやり方では膨大なエントリーシートを1枚ずつ読む必要があり、合否を決めるのに膨大な時間がかかります。
採用を絞るためにテストセンターや学歴で足切りをする企業もありますが、人物重視の企業ではあまり効果が得られません。
そこで、『自己PR』『自己紹介』などを動画形式で提出してもらうことで人事担当者が選考に割く時間は大幅に減らせます。
働き方改革の一環で業務効率化を推進する影響ともいえます。
ESや履歴書では分からない学生の良さを評価するため
ESや履歴書は文字情報だけで学生の良さを判断しなければなりません。
一方、動画選考であれば学生本人の雰囲気や人柄、熱意など、文字だけでは伝わらなかった魅力を把握することができます。
学生にとっても動画エントリーを利用することで、ESや履歴書だけでは伝えられなかった本人らしさをアピールできます。
このような理由から、動画選考は企業と学生の双方に効果的な採用方法といえるのではないでしょうか。
自己PR動画の構成:挨拶はどうする?
動画エントリーは新しい形式なのでマニュアルが少なく、作成方法が分からない学生も多いと思います。
基本的には動画の時間の長さに沿った構成を作ることが大切です。
時間は30秒と60秒というパターンが多いです。
30秒の具体例
30秒の動画では話の内容よりも、外見・印象・雰囲気といった項目が評価されます。
このため、内容を深く考えるよりも『私はこの会社に入りたいです。』という熱意を伝えることが最優先です。
30秒動画の構成例をご説明します。
- 名前・挨拶(5秒)
- 長所と強み(5秒)
- 長所と強みを会社でどう活かせるか(15秒)
- 締めの挨拶(5秒)
結論ファーストの話し方で短時間でも要点を伝えることが大切です。
自己紹介が長くなって内容が薄い動画エントリーにならないように注意してください。
60秒(1分)の具体例
動画エントリーで最も多いのは60秒のパターンです。
自己PRとそれにまつわるエピソードを1つ話すのにぴったりな長さです。
時間配分の参考例をご紹介します。
- 名前・挨拶(10秒)
- 長所と強み(15秒)
- 長所と強みのエピソード(15秒)
- 長所と強みを会社でどう活かせるか(15秒)
- 締めの挨拶(5秒)
一番大切なのは最初の25秒の自己紹介・長所と強みでプラスの印象を面接官に与えることです。
『この人の動画をもっと見たいな…』と思ってもらえれば、動画エントリーは選考通過できます。
逆に言えば、最初の25秒でつまらないと判断されてしまうと以降の動画は見られないので注意してください。
動画の服装はどうすればいいの?
動画撮影時の服装はスーツで指定されることもあれば、自由のパターンもあります。
指定されている場合は深く考えずにスーツを着て下さい。
一方、自由の場合は服装も含めてアピールすることが求められています。
おすすめはエントリー動画の内容に合わせた服装を着ることです。
たとえば、部活を自己PRのネタにするならばユニフォームで動画撮影するのが有効です。
人事担当者もユニフォーム姿の動画を見れば、『この学生の頑張ったことはスポーツかな…』という印象を最初の数秒で持つため、飽きずに動画を見てもらえます。
自由だからといっても、無駄に目立つ服装を選ぶ必要はありません。
動画の撮り方はどうすればいいの?
自分の動画を取り慣れていない学生も多いのではないでしょうか。
簡単にできる動画撮影のやり方をご説明します。
撮影道具はスマホで十分
撮影に必要な機材はスマホとスマホの固定道具があればOKです。
スマホの性能も年々上がっているので、音声用のマイクをわざわざ購入する必要はありません。
動画編集のソフトを使って文字や音声を入れるなどの編集も不要です。
スマホで撮った動画をそのまま送れば問題ありません。
友だちに撮ってもらうのがおすすめ
既にご紹介したように動画エントリーでは学生の雰囲気が評価対象になります。
普段から動画を取り慣れていないと、緊張してしまい不自然な話し方になるかもしれません。
本人の良さを引き出すための動画選考では緊張することはNGです。
自撮り動画に慣れていない人は友達に撮ってもらう方法がおすすめです。
友だちとしゃべるような話し方で動画を撮影すると自然体になれるはずです。
まとめ
今回は就活で必要な動画の撮り方をご紹介しました。
いかがだったでしょうか。是非参考にしてもらえると幸いです。