博士進学しようか悩んでいる…
就活失敗しないかな…
こんな疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
今回はD進するときに後悔しない選択方法をご紹介します。
D進の意味とは?D進するべきか?
結論から言いますと、D進が良いかどうかは自分次第です。
博士号を取得することで将来の道が広がる可能性はあります。
一方、20代の貴重な3年間を費やしたけれども、将来に活かせない場合もあります。
D進してもしなくても後悔しないための選択を検討するのが大切です。
D進(博士進学)に向いている特徴
D進に向いている人の特徴を6つご紹介します。
- 研究が好き
- 経済的な問題をクリア
- 専門分野が発展途上
- 自立している
- 学位を取る気持ち
- コミュニケショーン力
博士進学に悩んだときには、該当するかの確認をしてみてください。
研究が好き
D進するときのモチベーションとしては一番大切です。
研究が好きではないと博士号は取れませんし、取った後の価値も高いとは言えません。
たとえば、研究は嫌いだけど就活に失敗したからD進するというのは絶対に止めた方がいいです。
もちろん、常に研究が好きである必要はありません。
失敗や挫折があると気持ちは下がりますが、基本的な姿勢として研究が好きであることがD進には大切な要素です。
経済的な問題をクリアしている
博士号の取得や将来の進路を決める上で、経済的な課題をクリアすることは大切です。
衣食住や学費を支払えない状態では、大学院で研究を続けることはできません。
博士学生が利用できる支援制度はたくさんありますので、情報収集が大切です。
- 学術振興会の給料
- 企業や財団の給付型奨学金
- 大学や研究室、研究機関からの給料
学部や修士での成果が評価されて学術振興会のDC1やDC2を獲得すれば、月20万程度の給料がもらえます。
また、共同研究先との交渉が上手くいけば、給料が発生するかもしれません。
経済的な問題をクリアできるかはD進する際の重要なポイントです。

専門分野が発展途上である
博士は学部や修士と異なり、論文執筆や学会発表などの研究成果を出すことが求められます。
大学の研究で成果を残せるかどうかはテーマに依存する所も大きいです。
テーマを選ぶときには、研究分野が発展途上であり伸びしろが見込めることが大切になります。
研究歴史の浅い分野では、博士課程の数年間でも成果を出しやすく研究を進めやすいです。
一方、成熟した研究分野では、あらゆることが検討されているので研究成果が出しづらいです。
過去の研究から実験条件を少し変えただけの研究になりやすく、博士研究のテーマとしては正直厳しいと思います。
D進するときには研究分野の成熟度についても考えておきましょう。
自立している
個人の能力としては自立力が求められます。
会社員であれば定時出勤やノルマ達成などの決められたルールがあります。
ですが、研究室生活は自分自身でスケジュール管理をしなければなりません。
自発的に研究を進めて成果を出すことができる自立力が大切になります。
学位を取る気持ち
博士号を取得する強い気持ちを持つことも重要です。
研究の進捗が悪くプレッシャーがかかると、途中で心が折れてしまうかもしれません。
実際に中退している博士学生が多くいるのも事実です。
ですが、強い意志さえ持っていれば、順風満帆とはいかなくても博士課程を卒業できるはずです。
コミュニケショーン能力
博士課程は想像以上に孤独との闘いです。
一人ですべてを抱え込んでしまうのは、自分自身にも研究にも良い傾向とはいえません。
研究が数ヶ月上手くいかないときでも、相談できるコミュニケショーン能力を持つことが大切です。
まとめ
今回はD進に悩んだ人向けの情報をご紹介しました。
いかがだったでしょうか。ぜひ参考にしてもらえると幸いです。